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戻れない道を進む|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【水星期】
2月21日。
月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。
先月から水彩では、バイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。
古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。
第二日目のこの日は、「水星期」について。
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水星期は7〜14歳頃。
学校生活がスタートした頃です。
その当時の記憶や先生友達の存在、身につけたルールなどを振り返っていきます。またこの時期の真ん中9歳頃には、ルビコン川を渡るという体験をします。それまでは半分まだ夢の世界にいるような状態だった子どもが9歳頃になると、この地上に深く関わることを意識し始めます。なので急に大人っぽくなったり生や死、周りと自分が違う存在であると考え始めたりと性格の変化を感じることも多くなるようです。
ルビコン川についてはこちらの記事にも書いています。
わたしは9歳に初潮を迎えたというのがあって、周りのお友達と自分は違う、男と女は違うということに気づいて、孤独を感じた記憶が強く残っています。
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黄色がひとたび青色を受け入れると黄色には戻れないように。この時期はどんどん変わっていく自分の心と体の変化に戸惑いながらも、もう過去には戻れないのだなということを肌で感じていたのだと振り返ります。
青を受け入れたり追い出したりしていると、そこに当時の記憶が溶けていくような気がしました。
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後半はフォルメンです。
シュタイナー教育の現場では、フォルメン線画は水星期から始めるのだと聞きます。月期に人や環境に与えられ、自分の周りを包んでいたリズムを、自分でも奏でようという意思が育っていくのでしょうか。
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軌道や水平線を意識しながら線を引いていくと、地上に深くグラウンディングしていく気がしました。
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