
月は、ことはじめの要|Inner Planetarium Project
少し前になりますが、先月の5月21日にオンラインにて、星々の誘導瞑想会を開催しました。↓こちらの企画です。
シュタイナーなどは、人は7年周期で成長の節目を迎え、それが太陽系の惑星の並びと対応するという言いました。この瞑想会では、7年ごとにこれまで自分が歩んできた道をふり返り、それに対応する星々の神話などを使って誘導瞑想を行います。そうすることでより深く、本質的な人生のテーマを発見するということを意図しています。

第一回目のテーマは「月」でした。
無意識、感性、インナーチャイルド、生殖、母性、うつ・・などなど。
調べてみると本当にさまざまなテーマがあてがわれていて、いまいちつかみどころがない月を、神話を読み解くことによってその本質に触れていきました。

例えば、日本の月の神様といえば、月読尊ですが、兄弟である天照大神や須佐之男命と比べると、失礼ですが(汗)あれ?そういえばなんの神様だったっけ?となることがありますよね。
そんな影の薄い月の神様ですが、もともとは太陽と同一の存在、とても近しい存在だったが、何かのきっかけで別れてしまい、それによって太陽が統べる昼(光)の世界と、月が統べる夜(闇)の世界が生まれたという神話が日本のみならず世界各地に存在しています。これは日月分離神話という一つの型なのだそうです。
こういった神話から考えると、月とは太陽の象徴する意識の力、目的性などが鳴りを静めた時にフッとやってくるようなもの。太陽の光が強すぎる時にはわからないけれど、それが緩んだ時にふんわり浮かんでくる、そんなイメージでしょうか。
だから、月とお付き合いするときは、とにかくリラックスして出てくるものに素直に開いているということが大切です。大人よりも子どもの方が得意かもしれませんね。変にこねくり回したりしない。月はどうにかできるものでもないからです。でも、目的性がないからといって無視もしない。

程よくかげりを作りながら、やさしくやさしく光を当てていく。そんな月とのお付き合いのポイントをご紹介しました。

さて、月は全4回構成のワークの出発地点ということで、丁寧にやったのですが、この月の心構えは、瞑想に限らず「何かをはじめる上で」とても大切なことです。
何かを学ぶにせよ、仕事をするにせよ、家事をするにせよ。絵を描くにせよ、文章を書くにせよ、踊るにせよ、歌うにせよ。
リラックスした状態で、素直に開き、目的を追求しすぎないという月の心構えは、それらをのびのびと表現する「安心安全な場」を育んでいくのです。
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◆ 5月21日の月の会はアーカイブにてご覧になれます。
ご希望の方は、以下よりお問い合わせください。
◆ 次回は、6月18日(日)10時-13時。
水星・金星・太陽期へと進んでいきます。
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