016. エリックカールの技法に挑戦|パパ、お月さまとって!
100日間絵を描き続けるプロジェクト、一日一描。
夏休みの期間は、「子どもとの言葉を介さないコミュニケーション」をコンセプトに毎日絵を描いています。
今日はずっとやってみたかった、エリックカールの技法に挑戦。
参考にしたのはこちら。
エリック・カールが娘さんのために描いた作品ですね。
まずは黒い紙に丸を描いて
ハサミで切り抜きます。
絵の具をスタンバイ。
さぁ描きますよー!
絵本を参考に色を置いていきます。
エリック・カールの絵はマテリアル感が素敵なので、
色は塗るというより置く、という感覚がしっくりきます。
なんとなく、自分の顔に似ている・・?
むすめも完成。
心なしか、月と地球の関係にも見えますね。
最後に、あとがきに記されたこの本の誕生秘話が好きなので、
引用させていただきます。
娘のサースティンが3歳か4歳のとき、窓から夜空の月をみつけると、こういったのです。
「パパ、あのお月さまとって!」
私は、月の大きさや遠い距離について説明しようとしましたが、娘には理解できなかったようです。
つぎの日、“月の本”をいくつか描いてみました。
ところで最近、28歳の娘からこんな手紙をうけとりました。
「ここのところ、毎日とてもゆううつなので、パパの“月の本”のスケッチを見ていました。すると、あの長いはしごを、わたしの“気持ち”がどんどん登っていってね…今ではとても気分そう快です。」
それで私は、訪ねてきた出版社の人に相談し、それをたくさんの娘たちにみてもらえる絵本にしたかったのです。
エリック=カール
娘さんとの間であたためられた愛情が、
二人の間から溢れ出て、世界中の父娘に今もなお注がれ続けている。
こういう作品の作り方に憧れます。
残りあと84日。
応援よろしくお願いします。
いいなと思ったら応援しよう!
生きていく場、暮らしの場、すべてがアトリエになりますように。いただいたサポートはアトリエ運営費として大事に活用させていただきます!