太陽からのラブレター|小寒のうた
『明晰さ』
ここぞ、という時に
思い切りアクセルを踏み 力強く進んでいく勇気と、
あんまり、という時に
今できる早さで止まらずにいられる勇気
ついつい社会の動きと比較してしまう
さすれば、
時として、わたしは止まっているように見えてしまう
時として、わたしは逆光しているような気さえしてしまう
けれど、足元を見ると、
わたしはわたしの道を
たしかに日々歩いている
ただ、視点が変わって
古いものが死んでいくのに、まだ気が付かないだけ
わたしはわたしの生活を
たしかに営んでいる
ただ、視点がかわって
新しいものが生まれているのに、まだ気が付かないだけ
古いものから新しきを発見する力
古いものが枯れてゆくのを見届ける力
わたしの中に
新しい明晰さが宿っているのならば、
どうか、
その二つを見出す目を
わたしに教えてください
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