始まりと終わり
物事には必ず『始まり』と『終わり』がある。
それは人生におけるさまざまな出来事にも共通することだと思う。
仕事
僕の仕事は端的に言うと障害をもった子どもたちと遊ぶことだ。
彼らと遊んだり、接していると感じるのは『始まり』と『終わり』をハッキリとさせてあげることが大事だということ。
これは児童発達支援、療育を2年間やってきたのもあり、身に染みて思う。
僕は、日本には「おはよう。」「こんにちは。」「さようなら。」「いただきます。」「ごちそうさま。」「おかえり。」「ただいま。」などといった場面の始めと終わりの挨拶があることは、とても素敵だと思う。
始まりの挨拶(始点)があること、終わりの挨拶(終点)があることは、子どもたちにとっての手がかりとなります。
他にも「10回やったら終わりね。」と言葉で伝えたり、マカトンサインと呼ばれるジェスチャーで「終わり。」を伝えたり、「この線(スタート)からこの線(ゴール)まで。」と言葉だけでなく、目で見て分かりやすいことも大事です。
こんな風に『始まり』と『終わり』はセットであるというのがまたミソだと思う。
プライベート
人生における人との『出会い』や『別れ』もまた、『始まり』と『終わり』と言ってもいいと僕は思う。
つい最近、約2年と3か月くらい、遠距離で付き合ってきた彼女と別れた。
つまり、一つの『別れ』を経験したが、彼女には感謝しかない。
さらに今日、お通夜に参列してきた。
今日もまた、一つの『別れ』を経験したが、亡くなった方には感謝を伝えてきた。
この2つの『別れ』から感じたのは、『別れ』は『終わり』ではあるけど、『おしまい』ではないということだ。
よく分かんないかもしれないけど、僕の中ではしっくりくる。
さっきも述べたように、『始まり』と『終わり』がセットであるとしたら、『別れ(終わり)』があるということは、『始まり』があるということだ。
ここが新たな『始まり(出会い)』だと信じて、気持ちを新たに、進んでいこう。