24/25Liverpool所属選手評価~開幕戦を終えて~
ついに開幕を迎えた24/25シーズン。
我がリバプールは昇格組イプスウィッチのホームに乗り込み2-0の勝利。
幸先の良いスタートを切った。
今回は今季の選手の立ち位置をPSM、開幕戦を踏まえて評価していく。
評価基準
絶対的主力→スタメンクラス→準レギュラー→カップ戦用員→構想外
GK
#1 Alisson(31)
絶対的主力
昨季活躍をみせたケレハーを正GKに推す声も少なくは無いが、やはり守護神は彼だろう。
今季もビッグセーブでチームを救ってくれるはず。
#62 Caoimhín Kelleher(25)
カップ戦用員
アリソンの長期離脱の穴をきっちりと埋めたアカデミー産のGK。
移籍希望を明らかにしたが、まだ具体的な動きは無さそう。
控えにいてくれればこれほど頼もしいことはないが、彼のキャリアを考えるとレギュラーを狙えるチームへと新天地を求めるべきか。
#56 Vitezslav Jaros(23)
カップ戦用員
昨季冬にローンされたオーストリアのSturm Grazでポジションを掴み、リーグとカップ戦の2冠に貢献。
A代表にも選出された。
今季は残留が濃厚も、ケレハーの去就次第でローンの可能性も否定できない。
CB
#4 Virgil van Dijk(33)
絶対的主力
昨季から腕に腕章を巻くオランダのビッグマン。
今季もディフェンスリーダーとして活躍してくれることだろう。
契約が残り1年となるも、未だ延長の話が進んでいないことが懸念事項。
少なくともあと数年はアンフィールドでその姿を見たい。
#5 Ibrahima Konaté(25)
スタメンクラス
成長著しいクオンザーに開幕スタメンを奪われるも、後半頭からその俊英に代わり出場し、存在感を発揮。
圧倒的な身体能力と最強の対人性能は文句なしのワールドクラス。
高いレベルでの競争のなかで更なる成長を期待したい。
#78 Jarell Quansah(21)
スタメンクラス
昨季マティプが離脱したことを忘れさせるような活躍で、一気にA代表まで駆け上がった生え抜きのCB。
今季も更なる飛躍が望まれる。
真面目で勉強熱心なエピソードに事欠かず、開幕戦で交代させられた直後の不満そうな顔からは負けん気の強さも伺える。
世界最高のCBであるキャプテンから多くの事を学んでほしい。
#2 Joe Gomez(27)
準レギュラー
最終ライン全てに加えDMFさえも熟すマルチロール。
怪我人が相次ぐ中で昨季のDFラインを支えたのは間違いなく彼だろう。
EUROの代表にも選出されるが出場は無し。
開幕戦でベンチ外となり、移籍の可能性が取りだたされる。
10代でリバプールへと加入したチーム最古参のCBは、ゴールを決めることなくチームを去ってしまうのだろうか。
#72 Sepp van den Berg(22)
カップ戦用員
加入以降リバプールで過ごした時間よりもローン先での時間の方が圧倒的に長いオランダ人CB。
昨季はレンタル先のマインツで活躍し、憚ることなく移籍希望を公言。
いくつかオファーがあったとの報道があるが、リバプールの評価額には届かず。
ゴメスの去就やDFの加入次第で彼の行き先も変わってきそう。
#47 Nathaniel Phillips(27)
構想外
未だにチームに残っていることが謎のカルトヒーロー。
早く解放してあげて欲しい。
SB
#66 Trent Alexander-Arnold(25)
絶対的主力
開幕戦でもその右足から多くのチャンスを演出。
ブラッドリーというライバルの出現はいい方向に作用するのではないだろうか。
懸念事項は彼も契約が残り1年ということ。
フリーでの流出なんて考えたくもないので、一刻も早く契約を延長して欲しい。
#26 Andrew Robertson(30)
スタメンクラス
鉄人の代名詞のような存在であったが、ここ1年ほどは怪我での離脱が増えてきた。
しかしながらまだまだ老け込む年齢でもないので、元気に左サイドを上下し、攻守に活躍してくれることを期待。
スロットの目指すサッカーへのフィットはしばらく様子を見てみないとわからない。
#84 Conor Bradley(21)
スタメンクラス
昨季センセーショナルな活躍を見せ、一気にその名前を世界中に広めた北アイルランド代表の右SB。
トレントの壁は厚いが、ややピーキーな先輩SBに比べて現代SBに求められるすべての要素を兼ね備え、総合力ではブラッドリーも決して負けてはいない。
出場機会を分け合うことで酷使されずフレッシュな状態で戦えるのはチームの強みになりそう。
#21 Konstantinos Tsimikas(28)
準レギュラー
EUROはプレーオフで敗退し不参加だったため、プレシーズンにフルで参加。
ロバートソンの怪我もありダブルヘッダーとなったラスパルマス戦以外全てのPSMに先発。
悪くない働きを見せたが、開幕戦はベンチスタート。
やはりいつもと同じくロボのバックアッパーという立ち位置になりそう。
MF
#10 Alexis Mac Allister(25)
絶対的主力
コパアメリカでは優勝に貢献し、代表でのビッグタイトルはもう全て獲り終えてしまった。
後はクラブでタイトルを獲るだけ!
昨季に引き続きリバプールの中盤で最も重要な選手であろう。
2ボランチの一角、或いはIHとして、獅子奮迅の活躍を期待。
#8 Dominik Szoboszlai(23)
スタメンクラス
開幕当初の勢いを維持することができなかった昨シーズンではあったが、持っているポテンシャルに疑いの余地はない。
どこのポジションがメインで起用されるかまだ分からないが、EUROでの不完全燃焼含め、今季に対する思いは強いものがあるだろう。
スロットリバプールの象徴となるような選手へと飛躍して欲しい。
#38 Ryan Gravenberch(22)
スタメンクラス
スビメンディの獲得失敗が、彼のキャリアを大きく変えそうである。
開幕戦で中盤の一角として先発。
出色の出来を見せ、勝利に貢献。
天井の高さは誰もが認めるところではあったが、今までそれを十分に発揮する場面は多くなかった。
しかし、イプスウィッチ戦で見せたプレーは今季の躍進を期待させるには十分なもの。
懸念点は継続性と怪我耐性。
千載一遇のチャンスを掴めるか。
#19 Harvey Elliott(21)
スタメンクラス
プレシーズンでは好調を維持するも、開幕戦は出場なし。
年々成長する彼の姿を見ているだけに、今季に関しても全く心配はしていない。
いずれリバプールを代表する選手になるだろう。
#17 Curtis Jones(23)
準レギュラー
昨季は一発退場や怪我であと一歩だったレギュラーのポジションを掴み切れず。
中盤のライバルは非常に強力。
考えたくはないが、このまま停滞すればリバプールの選手ではいられなくなるかもしれない。
ジョタにチームで最も練習熱心と言われたり、必要ならどのポジションでもプレーすると発言したりと、メンタリティは既に一流。
あとはピッチ上で見せるだけだ!
#3 Wataru Endo(31)
カップ戦用員
加入後しばらくは苦しんだが、リバプールのサッカーに適応して以降はチームに欠かせない存在として活躍。
新指揮官を迎えた今季は一転構想外との報道も。
開幕戦はベンチ入りも出場は無く、前途多難なシーズンとなりそう。
しかし中盤の底で起用されたフラーフェンベルフがフル稼働するとは考えづらく、遠藤の力が必要な場面は必ずやってくるはず。
昨季に続き、前評判を覆すような働きを期待したい。
#43 Stefan Bajcetic(19)
カップ戦用員
昨季は怪我や成長痛で3試合の出場に留まる。
ポテンシャルは特大だが、焦る必要は無い。
ローンで経験を積むのが得策のように思えるが、補強次第では残留の目も十分ありそう。
#98 Trey Nyoni(17)
カップ戦用員
PSMで最も驚きをもたらした選手。
トップチームでも十分に通用するスキルを既に兼ね備え、あとはフィジカルさえ追いつけばレギュラーに抜擢されても納得の大器。
将来が楽しみ。
FW
#11 Mohamed Salah(32)
絶対的主力
説明不要のエジプシャンキング。
早速開幕戦でもゴールとアシストを記録。
衰えを指摘されることもあるが、彼以上にG/Aで貢献できる選手はリバプールにいないと思う。
代わりがおらず、上手く休ませられるかが心配。
契約は残り1年。
最後の勇姿かもしれないので、目に焼き付けるべきシーズン。
#20 Diogo Jota(27)
スタメンクラス
加入以降の4シーズンで怪我による欠場が77試合!
チームには決定力に欠ける選手が多いだけに、ジョタがいれば…と思った試合は数知れず。
彼が健康体でシーズンを過ごすことができれば優勝も現実味を帯びてくるのではないだろうか。
#7 Luis Díaz(27)
スタメンクラス
パパが移籍を希望し、憧れのバルセロナが興味を示しているが、今夏の移籍は恐らくないだろう。
圧倒的なドリブルスキルで相手を切り裂くコロンビア人ウインガーは今季も左サイドを席巻してくれるはず。
LWGで起用可能な選手も多く、酷使されるような状況にはならないだろう。
昨季のようにサラー不在時はRWGを任されることも?
最後の質が物足りない場面も多いので、改善が必要。
#9 Darwin Núñez(25)
準レギュラー
失意に終わったコパアメリカ。
観客に殴りこんだ処罰がどうなっているのか聞こえてこないが大丈夫なのだろうか?
課題は明確で、決定力とオフザボール。
スロットの元で改善されることを期待したい。
花開けば絶対的主力になり得るポテンシャルの持ち主。
一方で、3シーズン目で花開かなければ移籍リストに名前が載っても不思議ではない。
実力を証明しなければ、リバプールというビッグクラブに居続けることはできない。
正念場である。
#18 Cody Gakpo(25)
準レギュラー
EUROでも活躍し、得点王(3点)に輝く。
同胞の指揮官が就任したことは彼にとってプラスか。
レギュラー争いは激しいが、複数のポジションで起用可能なため、出場機会は多く与えられそう。
起用貧乏で終わらないためにも、決定的な仕事で貢献したい。
#50 Ben Doak(18)
カップ戦用員
スコットランドの突貫小僧も去就は未定。
完全移籍での放出も考慮されており、残留しても立場は厳しいか。
相手を抜き去る技術は突出しており、出すには惜しい選手に思える。
Jayden Danns(18)
カップ戦用員
カラバオ杯決勝で途中出場し勝利に貢献、FA杯で衝撃の2ゴール。
将来を嘱望されるCF。
現在は怪我で離脱中。
今季中にまたトップチームで見てみたい選手。
終わりに
さらっと書くつもりが結構長くなって疲れました。
何名か書くべきか迷った選手もいますが、現状の序列に従って記しました。
もちろん大いに個人的な思いが含まれておりますので悪しからず。