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【2024年】新作も定番も躍進したスマホゲーム業界をオリジナル簡易月表で振り返る
スパイスマートでは、毎年1月に前年の総括振り返りレポートを会員向けに配信しています。
その内容は、独自算出した年間セールスランキングトップ100タイトルのランキング推移やヒット傾向のほか、ゲーム公式Xアカウントの動向など、2024年のスマホゲームトレンドを総括した60ページ以上にも及ぶ読み応えのあるレポートとなります。
その振り返りレポートの中でもお客様からご好評をいただいているコンテンツの1つ「業界振り返り月表」。スマホゲーム関連のトレンドを中心に、2024年のゲーム業界の主な出来事をオリジナル月表で振り返ります!
1月
【1日】公式版スマホアプリ「スイカゲーム」が配信開始
Nintendo Switch で人気のスイカゲームがアプリ版で登場。6月にはNintendo Switch/iOS/Androidで累計1000 万ダウンロードを突破。
【19日】パルワールドが世界的な大ヒット
Steam版の最大同時接続数が200 万人を超え、プレイヤー数 1,200 万人を突破し記録を更新。
【25日】Apple がストリーミング規制を緩和
ストリーミングアプリが App Store に対応可能に。これにより複数のゲームを1つのアプリ内で遊べるようになり、アプリ内課金も可能になった。
2月
【8日】「ブルーアーカイブ」日本市場で好調、ネクソンが過去最高売上を記録。
日本市場での売上増加を牽引し、他タイトルとの差を広げた。
【21日】Aiming とコロプラが資本提携発表
両社のゲーム開発リソースを共有した新規オンラインゲーム開発を視野に、スマートフォン向けオンラインゲーム市場での競争力を強化する意向を示す。
3月
【5日】松竹と Brave グループが協業発表
ゲームメタバース事業を開始し、初弾としてフォートナイトでジャパニーズホラーのワールド「【呪園 Ju-en】the Cursed Park」を提供し話題に。
【7日】ゲーム開発プラットフォーム「Unity」有償プラン値上げ
為替変動を反映し、日本を対象とした価格改定。
【19日】Sensor Tower が data.ai を買収
両社は競合であったため、業界に大きな驚きを与えた。
4月
【9日】マイクロソフトが生成AI事業加速を狙い日本に4,400億円を投資
日本のAI基盤強化を目指し、大規模な投資を発表。新研究拠点の設立も。
【22日】魔法少女まどか☆マギカの新作アプリ、2024年中リリース予定
高品質な3Dグラフィックで作品の世界観を表現する新作アプリ。
【25日】モンスターストライクが総合売上2年連続トップ
2023年推定売上718億円を達成。縮小傾向の市場で堅実な成果を維持。
5月
【8日】OPENREC が大型資金調達を実施
約24億円を調達し、配信プラットフォームやオリジナルブランド事業の拡大を発表。
【8日】KADOKAWAと韓国ゲーム会社 VIC GAME STUDIOSが資本業務提携
KADOKAWAはアニメIPを活用したモバイルゲームの開発を強化しグローバル展開を目指す。
6月
【4日】国内初のアプリ外課金サービス稼働
デジタルガレージが「アプリペイ」を発表。アプリ事業者は簡単に決済機能を構築でき、手数料負担が軽減できる。
【17日】全国高校eスポーツ選手権が開催
教育的eスポーツ推進の場で、複数タイトルの競技と全国決勝が実施された。
【26日】サイバーエージェントがニトロプラスを買収
167億円で買収。新IPの創出を目指し、さらなるゲーム開発強化を目指す。
【28日】任天堂の研究開発費が過去最高の1,377億円に
オープンワールド「ゼルダの伝説」や「エブリバディ 1-2-Switch」が影響。販管費も11.6%増の4,253億円で、売上高の25.4%を占めた。
7月
【10日】パルワールドエンタテインメント設立
ソニーミュージックエンタテインメント、アニプレックス、ポケットペアの3社が「パルワールド」のライセンス事業を推進するため設立。
【17日】パルワールドがTwitch視聴記録を更新
同時視聴者数43万人を記録。リリースから1ヶ月でプレイヤー数は2,500万人、Steamの同時接続者数は210万人、総視聴時間は7,874万時間に達した。
【27日】スイカゲーム初のリアルイベント開催
「夏のスイカ大収穫祭」が実施され、多くのファンを魅了した。
8月
【5日】ニコニコ動画がサービスを再開
サイバー攻撃の影響により約2ヶ月間停止していたが、新バージョン「帰ってきたニコニコ」として再出発。
【22日】ドリコムがゲーム開発専用AIプラットフォーム「ai and」を発表
【27日】PlayStation 5が大幅値上げを発表
通常モデルが7万9980円に。SNSで価格上昇に対する困惑が広がった。
9月
【19日】任天堂とポケモンがポケットペアを提訴
訴訟は、ゲーム「Palworld」が複数の特許を侵害しているとして、差止と損害賠償を求めるもの。
【25日】「ペルソナ5:The Phantom X」の日本展開が正式発表
オンラインゲームとしてPCとモバイルでのクロス展開を予定し、クローズドβテストを実施した。
【29日】TGS2024の来場数を発表、出展規模も過去最大に。
来場者数が274,739人だったと発表。44国から企業が出展し、商談件数も過去最多の3,669件を記録。
10月
【10日】KONAMI「FIFAe World Cup 2024™」を開催
コンソールとモバイルで競技が行われ、参加者は選手やアイテムを獲得可能。
【22日】Sushi Guild(スシギルド)が正式ローンチ
ブロックチェーンゲームを中心に、eスポーツ大会運営や選手育成を計画。
【31日】音楽サービス「Nintendo Music」サービス開始
ファミコンからSwitchまでのゲーム音楽を配信する新サービスが登場し、多くの注目を集めた。
11月
【8日】「Pokémon TCG Pocket(以下、ポケポケ)」3,000万DLを突破
リリース10日で記録を達成。
【25日】「にゃんこ大戦争」英語版広告が銀賞受賞
ポノスの「にゃんこ大戦争」英語版広告「The OutCats」がClio Entertainment 2024で評価され、高い注目を集めた。
【29日】「ポケポケ」第1回大会が2万人エントリー
大会定員を超える応募があり、キャンセル待ちが発生する人気ぶりを見せた。
12月
【1日】日本eスポーツアワード受賞者を発表
ファン投票と審査で受賞者を決定。Vtuberからは「甘鬼ぷるる」「獅白ぼたん」「渋谷ハル」「橘ひなの」「柊ツルギ」が受賞(敬称略)。
【5日】App Store Awards 受賞作を発表
ゲームカテゴリーではベストiPhoneゲームに選ばれた「AFK:ジャーニー」をはじめとする5作品が受賞。
【15日】ファミ通「超流行りゲー大賞」発表
大賞に輝いたのは「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」。ゲーム業界関係者181名の投票で上位20作品が選出。
◆ 2024年の振り返り
2024年は「ポケポケ」や「AFK:ジャーニー」などの新タイトルが世界的に大ヒットするなど、新タイトルが躍進した年でもありました。
一方で、「モンスターストライク」が売上トップを維持しているほか、動画広告を中心とした継続的なプロモーションでトップ10入りを果たした「ホワイトアウト・サバイバル」「ラストウォー:サバイバル」など、既存運営タイトルの伸長も目立ちました。
(※スパイスマート算出:年間セールスランキング平均TOP100タイトルより)
このスマホゲーム業界オリジナル月表は、LIVEOPSISを運営するスパイスマートが独自調査のもとで作成し、“1年のマーケットトレンド振り返り”として会員限定で毎年配信している総括レポートから一部を抜粋してお届けしております。
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◆ また、過去のオリジナル月表も多くの方に閲覧いただいています!
(※現在2012年~2024年まで配信中。毎年1月頃更新予定)