皇の時代の羅針盤 その三十七
月刊プレジデントイーグル
Vol.37 1996.09.06
人間心理の戦略を持たぬ
経営者は会社を潰す?
必要なもの、ほしいもの、これを安く売れば誰でもが買うのです。小売業を見たとき、大型ディスカウント店がたくさん出店し価格が安ければ、そこで買い物をするのは当たり前です。
利便性のコンビニエンスストアも売れるでしょう。業種から業態へと変換して行く小売業では、生き残るために知恵と努力が必要になって来ます。いい例が喫茶店です。
ファミリーレストランが出来る前は、喫茶店を出すのが夢の時代もあったのです。今喫茶店をやっているところは特別なところだけです。このように、時と共にニーズは変わって行くものなのです。
しかし、変わって行くニーズに対していつでも対応できるような、情報とアイデアを持つことが必要です。また、顧客が集まってくるような人間的魅力が必要でしょう。なぜ、顧客が店にくるかと言えば、その店の常連になりたいからです。
常連とは、店に認められた人ということです。よく一見の客はお断りなどという店が、ありますがこれなどは、考えてみたらばかにされているようですが、見方を変えれば、これがステータスなのです。お互いが認められれば、それが保証となり絆が太くなるのです。
《保証とは認め育て安心を与えることなり》
人が一人で生きて行けないように、だれもが、自分という存在を他者に認めてほしいと願っています。生きているという証しがなければ、人は生きる価値を持てないでしょう。
漂流やジャングルで一人で生きていた人がいますが、この人たちは何を目的に生きていたのでしょう。横井正一さんや小野田寛朗さんなどはどんな気持ちで生き残っていたのでしょう。
彼らのことはよく知りませんが、彼らなりの自分自身に対する保証があったのだと想像できます。このように、生きる価値を自分自身に持つことが保証といえます。
人が動くための保証とは、認めてほしいということと育ててほしいことを含めた安心を与えることにあると言えます。
認めてもらえないとしたら、どうしたらよいのでしょう。簡単に言えば、認めてもらえるまで続けることです。また、認めてもらえないのでばないかという不安を持っているとしたらその不安を無くすことです。
認めていないからどこかに不安や不信があり素直な状態ではなく無理な状態になってしまうのです。この状態を克服するには、自信が持てるまで、納得できるまで、反復訓練をすることです。
また、このような人は、見るからに自信がないように見受けられます。これは、自分自身に自信がないのと同時に自分自身を認めていないからです。人を動かす前に自分自身を動かすことです。
人に行うことと同じことを自分に行うことです。自己を認め、自分自身に安心を与えるのです。できることから初め、徐々に難しいことに挑戦して行けば必ずや達成できます。このことを知ってください。
リーダーとは、人のいやがることでも進んでやる覚悟があれば何でもできます。自分に欠点があればその欠点を長所に変えてしまえばよいのです。
ローマは一日にしてならずと言いますが、何事も一朝一夕にできるものではありません。うまく行かない人は、何もしないでうまく行けばよいと思っているのです。
ですから努力もしないのです。蒔かぬ種は育たぬと言うことを知らないのです。
話すことが苦手だとしたら、多くの人と話せばよいのです。字が下手だとしたら奇麗に書くように努力すればよいのです。表現力がないなら表現力をつける練習をすればよいのです。
できないという人は、実はやらない人なのです。もしあなたもそうであれば、今日からは、やる人になってください。もし、それらのことが自分にとって不利なことだとしたら出来る限り改善する必要があると思います。
何故ならば、話し下手や汚い文字は嫌われることはあっても好かれことはないからです。
自分が自分に保証を出せることができて、初めて人に保証が出せるのです。自分の世界の中に入ることではありません。簡単なことは、自分が人に何をしてあげることができるかということをいつも考えていれば自然に自己の向上があり、保証を出せる人になります。
何かをして貰いたいのでは、認めて貰いたいのと同じです。
今回は心構え的な内容になりましたが、保証についてより良く理解して戴きたいのです。自分が行動するのは何かの保証があるからです。それと同じように人が行動するのにも保証がある訳です。
あなたもわたしも皆同じように、認めて貰いたいのです。
自分にとって、必要なことや大切なことを、他人からして貰うと大変うれしいものです。これと同じことを、いつでも他人にして上げられることが、必要であり保証を出していることです。信頼されていると言うことです。
追記1
最近では、山納銀之輔さんが自然と共有した体験が、絵本の家と村
作りでブームになってきている。
自然が生きる術を与えてくれる、それがわかれば、平和な共存共栄ができる。という現状突破の思考である。
現状突破とは、コンフォートゾーンの外に飛び出すことです。
それも大きく飛び出ることです。
貴方にとっての現状突破を今日から始めましょう。
追記2
成功哲学と称される、ナポレオンヒルの思考は現実化するは、
博士号で現在も大学で続けられているようです。
ヒル博士と呼ばれていました。
書籍がたくさん出ていますが、ゲシュタルトのない人が購入しても、
その効果はないと言える。
ここで、再度魂について考える。
健常と非健常の違い多くの人と違うという事だけで、障害者という
区分けを行うこと自体が人間的レベルがあるという考えになる。
是非を問うのではなく、違いがある党言う事です。
その違いは、レインマンのサバン症候群のような記憶の持ち主だったり、
見たものをそのままデッサンする人もいますが、そのような脳力は本来誰でも備えているのです。
パラリンピックに出る人たちは、ないものをある部分で代替えして、
スポーツをしています。
皇の時代の羅針盤から見ると
魂も霊もあるようですが、今までとは違うようです。
魂職と言って、現状の外にある本来の自分にとってあるべき、
職があるという事です。
それこそが魂レベルにあった、職業でしょう。
是非を問うものではありません。
見える世界と、見えない世界
現状の見える世界は、物理空間で有限的なものです。
色、音、波は、周波数で表せる。
音符を繋げるとメロディーや和音、旋律ができるように、
ゲシュタルトができるとそれが事実と認識される。
サイコサイバネティクスのマックスウエル博士は、
自分を変えることの大切さを説いている。
過去と現在を統合するとどうなるか、潜在意識に任せてみよう。
寝て起きたら、算数の答えが出来ていた経験は誰でもあることでしょう。
脳の統合作用です、情報空間で答えを見つけてきてくれるのが、
潜在意識ですよ。
使わない手はないでしょう。
追記3
セブンイレブンの買収について、ヨーカ堂が閉店しているから、
値切られたようですね。
兵庫の知事さん、これからどうするですね?
他県の知事も、心ここにないでしょう。
コメ不足早くも解消へとなるだろう。
ツーリズムの言い訳でしょう。
総裁選、誰がなっても、自民党。
コメに逆らえば、闇夜の蝙蝠、姿消す。
つづく
Wont to とHave to の違い
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