皇の時代の羅針盤 その三十六
月刊プレジデントイーグル
Vol.36 1996.09.06
人間心理の戦略を持たぬ
経営者は会社を潰す?
かすかな出来事から、本質を考える。そこから未来を予測する法則を身につける訓練をしてみたいと思います。
公定歩合がなぜ上がらないか、それは銀行を守るからです。今銀行は不良債権を無くす為に苦労していますが利回りが(定期1年)1%を切っているのだから差益は莫大なものです。
このようにして、住専の処理や銀行の救済をしているのです。単純に定期預金利回りが5%から。0.5%になれば90%の差益が出る訳です。一定の利益を確保したほかに出る利益です。
日本人の平均預金が1000万円と言われていますが、これで考えると50万円の利回りが5万円になってしまいます。貸出金利は固定と変動がありますがどちらにしても損はないのです。
また、何かの事件があると何処かで得をするところが出ていることも事実です。最近では、-20℃で以上の業務用冷蔵庫の製造会社の生産が間に合わないことが挙げれられます。
これは、O157という大腸菌による食中毒が発生したためです。少し前には平成になった時、製紙業、印刷業が伸びました。
この時、その何年も前から事務伝票から元号が消えていた事を知っていましたか。このように、必ず何処かに兆しがあるのです。このかすかな兆しを捕らえて未来を予測するのです。
天候、政治、経済、流通、メディア、情報、いたるところにあるはずです。法則性を考えることです。
《天地自然の法則を知れ》
旧約聖書に天地創造の話がありますが、ここでは天地すなわち宇宙と地球、自然とは法則について考えてみたいと思います。大宇宙があり銀河系があり太賜系があり地球がある。
地球の中に大陸があり海があり、山があり谷があり、そこに生物がいる訳です。その生物の一つに人類があるのです。
北と南に極点があり、赤道があり東と西が決められている訳です。一日一回自転して、一年かけて公転しているのが地球の自然の法則です。
このように人類として生きているわたしたちは、大きな意味で大自然の法則の中で生かされていると言ってもよいでしょう。
その法則を利用して人類の歴史や進歩があるのです。日が昇り日が沈む、これを一日とし、365日を一年と決め、暦やカレンダーが作られたのでしょう。
また、光と影を見て日時計が作られました。火を使うことにより料理が工夫され、また、エネルギーとして使うようになったのです。
そして道具を作り、ものを作り出すようになり、今日までそれが続いているのです。このように、自然の現象を捕らえて法則性を見い出し進歩しているのです。
ですからこれからも新しい法則が見つかる可能性があります。また今までの法則や理論を改良することもあるでしょう。そのためには、天の法則、地の法則を知ることが必要です。
天の法則とは、天文学や物理学、生物学などです。地の法則とは地球と人類についての科学、化学、物理学、生活、衣食住、などです。この法則性を知り生かす事が大切なのです。知っているだけでは知らないのと同じです。
活用したり開発したりしなければ本物ではありません。
例えば、ハチソン効果、フリーエネルギー、水で動くエンジン、バイオテクノロジー、微生物の応用、これらは新しいものであり、古いものの改良だと思います。これらのことについては、本が出ていますので興味のある人は読んでみてください。
ここで言いたいのは、法則を知り生かすためには大変な時間と労力が掛かるということです。電気ひとつ取っても、水力発電から火力発電となり、今では原子力発電です。
蒔き炭からストーブ、そしてエアコンまで長い歴史があります。しかし、元はエネルギーです。これと同様に、身の回りには沢山の新製品があります。これらすベて、自然の法則から生まれたものなのです。
生成化育進歩発展と言う言葉がありますが、まさにこのことだと思います。
目に映る事柄、耳に聞こえる事柄、そこから感じる事柄から、いろいろなものを学ぶことが出来るのではないでしょうか。
タコやグライダーを見てカイトができたのでしょう。カイトを見てパラグライダーができたのでしょう。
これも、鳥が飛ぶことを見て大空を飛んで見たいと思う心から生まれたものでしょうが飛ぶという法則を学ばなかったらできません。
いかに法則を学び知ることが大切かこのこと一つあげても分かると思います。
法則性を知らずに生きているということは、唯生きているのと同じです。理美容で用いる、パーマ液の事ですが髮の毛を化学的に変形させる事は知っていても、その中身の法則性については知らないでいる人が多いようです。
そのために、髮の毛を痛めているにもかかわらず、髮の毛をよくするなどと言っています。これでは、本当によいものが出来ても信じることは出来ないでしょう。
またお客も知らないから、それで通るのです。このようなことをチャンスにするか否かはあなた次第です。
必要は発明の母と言いますが、今より良くなるためにはどうしたら良いかを考えることから始めましょう。
追記1
節約と工夫を当たり前にしておくことが、これから、今まで以上に
必要だろう。
コメがないから、何故大変なんですか?
コメ以外に、食うものがないのですか?
うどんも蕎麦もパスタもピザもあるではないか。
今日は、業務スーパーにはコメが満タンにあったが、
誰も買わないで素通りしていた。(令和6年9月5日)
テレビでは、T生協が新米を売り出していた。
高次の思考回路を作れば、問題解決は到って簡単ですね。
追記2
今世紀最大のテーマ 魂はあるのかないのか?
数学、物理学、脳機能科学などでは、時間の単位まで割り出されて、
ホーキンス博士は、神はいないと結論付けた。
苫米地博士も脳機能科学の臨場感空間つまり情報空間まで、物理空間は広がると定義すると霊はないと結論付けた。
マザーテレサは、最後に神はいないと証言した、バチカンは
困ったことだろう。
しかし、ホーキンス博士は、神はいないが、私にとっての神はいる
と言っていたそうです。
魂にランクもなければ、生まれ変わりもないと苫米地博士は、
言いますが、これについては、もう少し考える余地があります。
皇の時代の羅針盤から見ると、
日本の神様は死んだ人が神様になっているので、本来の神とは
違うという理論である。
神道においては、死ぬと誰でもが、命(みこと)となって、
神の位につくというような考えがある。
だから墓石の代わりに小さな古墳を造り命として、
納めるようです。
四次元世界においては、時間も空間もない状態なので、
過去も未来も霊になったら行けるという。
相似象とパラレルワールド
うつしよ(現世)と言うように、現状以外の宇宙の写しである。
ならば、そこに自分の本来性を位置づける、生命地場を決定すれば、
現状が自ずと変わるという事になる。
つまり、現状の外、コンフォートゾーンの外に大きな宇宙(パラレルワールドにある自分の本来求めるもの)の相似象を無意識に刻み込むことが生命地場を内部表現に、引き付けることである。
魂のレベルと質量
一霊四魂という言葉があるが、霊体肉体ではない姿を霊と表現する。
四魂とは、和魂、奇魂、荒魂、幸魂がある。
神道の一霊四魂(いちれいしこん)と言う考えによると、人間の心は和魂(にきみたま)、荒魂(あらみたま)、幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)の4つの魂から成る。 和魂は物ごとに対して平和で穏やかに活動する、荒魂は強いパワーを持ち、前進する力や勇ましさを司る。 幸魂は献身性や優しさであり、人に幸福を与える。
生まれ変わり死に変わり、
宇宙の法則と秩序があるならば、魂にレベルがなければならないだろう。
苫米地博士は、アプリオリ性はないというが、ないことがアプリオリ性になる。
輪廻転生と言って、繰り返し生まれて死んで生まれてくるのが、人間のようです。
転生に、早い遅いはあるようです。
また、魂のない人間も生まれてくるようです。その人たちは、魂がないから
ないような生き方をするようです。
この人たちは、生まれ変りしませんので、魂のある人が考える必要もありません。
前世の記憶は、持ち越さないで本性や性質のようなものが、天性として
引き継がれるのだと考えられる。
臨場感の共有
最近見た、YouTubeで過去動画を編集して、流していた。
そのコメントに、現在は髪の長い方が昔の映像だから、髪が短くなっている。ことについて、現在と勘違いして、髪を切ったのですね。
というコメントをしていた。
これは、臨場感が共有されて、過去と現在が区別がつかない状態になっていることで、本人は現在であると、信じていることが真実になることなのです。
共感覚は効果あるか?
人間の脳が判断できる、色、聲、香、味、触には、限られているが、
現実には存在する、聞こえていないが聞いている、聞いているから
効いてくる。という考えである。
エフェカシーとクリエイティブ アボイダンスの違い。
エフェカシーは強い情動でパワーが出る。
クリエイティブ アボイダンスは、明確なる言い訳で、やりたくない事への
言い訳で、コンフォートゾーンに恒常性が働いて現状に引き戻す力です。
これが、成功しない人の99%です。
人間は不随筋は脳が潜在意識として行っている、そして、並列思考ができるからこれを利用すれば、パラレルにゴールを達成できるのです。
潜在意識には、ノーがないという事です。ですから、心配事があれば、
着実に潜在意識が達成してくれます。
ですから、心配事はしないで、現状の外側にある、自分の本当の姿を
大きなアファメーションで固めるのです。
言葉は人を造ると言いますが本当です。ドリームキラーを受けない方法は、
セルフコーチに、その方法を教えてもらって下さい。
つづく