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今年の学びと反省

今年は、病気とともにあった1年でした。精神が非常に不安定で、自分を見失ったことも多かったです。

合計すると約5ヶ月は閉鎖病棟に入院していました。残りの7ヶ月のうち半分くらいは入院前の錯乱しているような状態で過ごしていた気がするので、生きた心地がしていたのは計3ヶ月くらいでしょうか。

得た学びと反省をまとめておこうと思います。


●ご飯と睡眠を軽視しない

ご飯と睡眠をボロボロにすることで自分をぞんざいに扱って満足していた節があります。食欲がなかったのもありますが、無理にでももっと食べて生活習慣を立て直すべきだった。

●受験、追い込みすぎる必要はない

今年でいちばんの学びと反省です。受験生という生き物や時間を恐れすぎていました。究極の杞憂がこれでした。
受験生になる前、世の中に溢れている焦りを助長する情報ばかりに目を奪われて受験を恐れて、ひどく追い込んで、それもあって心と体がボロボロになりました。しかしいざ受験生になってみたら、まず思ったのは受験生って長い。そして皆が皆死にそうに勉強しているわけではなく、趣味をちゃんと大切にしている人もいる。私の友達にもバラエティ番組に敏感なままの子もいれば、休みの日は編み物に興じている子もいる。受験生のリアルを生きた声で知るべきでした。受験のために、そこまで身を削る必要も、自分を変化させる必要もない。もちろん頑張ることは大事だけれども、大学入試がゴールではないのだから、それで死んではどうしようもない。

過去の私は大学へ入ったあとのことをほとんど考えていませんでした。とりあえず良い大学へ、大企業へ、とそればかり目指して。やりたいことも特に見つからず、国語が得意だからと文系を選び、将来の給料が高そうだからと経済学部を志していました。でもこの1年で様々な物に触れ価値観が変容し、本当に好きな物や憧れることがわかってきたのです。失くさないように、大切にしたい。受験が全てではない。皆はのびのび生きている。これを知らなかったのは学歴厨に染まったインターネットばかり見ていた弊害ですね。今はそういった情報ができるだけ入ってこないよう遮断しています。外にはもっとのびやかな世界が広がっている。
これらがわかったことが今年いちばんの学びかもしれない。

もちろんまだ勉強への執着心は消えず、勉強をきっかけに鬱のスイッチが入ってしまうことも多々あるのですが、それでもかなり強迫感はなくなりました。

●精神の安定がいちばん大事

色々な人に言われ続けて、年の瀬あたりになってようやく自分でも気づいてきました。これだけを求めて生きている、と言っていた教頭先生の気持ちが少しだけわかります。いわば精神の安定は人間基礎。ここがグラグラなら何をしようとしたって崩れてしまいます。

しかし、基礎段階である精神の安定にはその上の行動である勉強が深く関わっていて……とも思うので、難儀な問題です。半強制的に勉強から離れた時は楽に息ができた気がしますが、とても空虚だったようにも思えます。勉強と上手く付き合うために、精神の安定は必要。だから、精神を豊かに落ち着かせる為にする行動はそこまで責めなくていい。
少しずつそう考えられるようになってきて、成長を感じています。ここまでくるのに1年以上かかってしまいました。

●死のうとしても、いいことはない

死ねなかったし、入院して人権と青春を奪われただけでした。つらかったね。駅で電車がいちばん速く来る場所に立ったり、腕を切りながら死ぬために準備をしたりしてた頃と、スマートフォンと面会を禁止されて点滴を見つめながら1人の病室に閉じ込められてた頃、どっちが辛かったか。よく考えて、今後の身の振り方を選択するべきです。

●推せる時に推していい

好きなコンテンツにのめり込むことに対して後ろめたさがありました。でも、何人かのオタクさんとの出会いもあるなどして、下半期だんだんそれがとれてきました。勇気を出してチケット抽選に応募したら当たったし!やりたいことをやることは隠すべきことじゃない!別に良いんだ、それが好きなら胸を張っていいんだ。
上にも書いたように精神の安定がいちばん大事なのだから。好きなことは続けていこう。創作活動もその一環ですからね。


精神の不安定に振り回されてばかりで無駄な1年だったように思ってしまいますが、精神的には非常に豊かな1年でした。人ともコンテンツとも、出会いに沢山恵まれました。学びも沢山ありました。来年の目標はまた考えよう!

写真のミルクキャラメルは、大叔父さんに貰いました。「いいものやるよ」と握らせてきた箱。人を喜ばせるのが大好きな人で、あの人にとって私はまだまだ幼い子供なのでしょう。そういう繋がりを大切にしていきたいなあと思いました。

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