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語れるサムシング

語れるサムシング、何がありますか?

昔、開高健という作家が語っていました。
小説家は女と料理が描けないといけない。
女、ほとばしるような色香、むせかえるような息遣い、はたまたきびきびとした所作や初々しさなどで女を描く。
料理は、優れた食レポ、読んでいるだけで涎が出てくるような描写、
読者の頭の中に文字でイメージさせる表現力。


巨匠ヒッチコックは、スリルとショックの違いについて語っていました。
スリルとショックの違い。
ある若い夫婦、朝、夫が仕事にクルマで出ていくのを奥さんが見送る。
すると暫くたって、奥さんの浮気相手がクルマでやってくる。
ふたりは、もつれあいながらベッドルームへ向かう。
するとクルマで会社に向かっていた旦那が家に忘れ物をしたのを思い出し、Uターン。
観客はドキドキする。どうなる?
鉢合わせだ!
この行程を全部見せていくのが、スリル
旦那が突然ドアを開けるのが、ショック


ムーミンパパは、童話の書き方を知っていました。
ムーミンが、誰かにムーミンパパのことを愚痴った時、その人がムーミンを諭したのです。
童話はね「昔々あるところに…」から物語が始まるんだよ、パパはそれを良く知る優れた童話作家なのだ、と。


その道を極めた方々の語ることは、説得力があり、なるほど~と納得させられます。
あなたにも、語れる何かがありますか?
それ、聞きたい人が必ずいます。
大いに語ってほしいです。


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