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妄想怪獣

思い込み、一方的な物語を作って勝手に不安になり、勝手に怒り出す。それが若いころの私でした。将来の旦那さん(つまり今の旦那さんですが)に対してはやきもちを焼いたり、思い通りならないと機嫌が悪くなったり、旦那さんにとってはびっくりするような話の展開になっていったり、最後にあきれられるという結末が常で。よくまぁ、怒らなかったなあ~と今でも彼の懐の広さに感謝している。

こんな私の思い出も私が作り出した妄想で、旦那さんにとっては違う思い出となって残っているかもしれない。

想い出も妄想だそうです。自分の気持ちとその他の条件によって勝手に作られたもの。同じ場所にいた人には違う思い出として残っている。つまり、私が思い出したくないような恥ずかしい思い出も案外そうでもなかったり、あ~いいことができたと思っていても余計なおせっかいだったり…。

確実なものはなにもない。自分と世の中との関わりは数えきれない条件が重なって今ここにある。その条件が一つでも変われば、激変する。しないかもしれない。あやふやで頼りないものです。

人が生きる上で一番の大切なこは「ご飯を食べて寝ること」と横田嶺南老師はおっしゃいます。そのために、考えない訓練をする。妄想怪獣がでてきたら、外を感じるように努めたり、本を読んだり。本に集中できないときは書き写したり…しています。

考えても仕方ないことを考えない!今日はそんなことを意識しながら過ごしています!

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