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「言の葉は残りて」佐藤雫著【読了】

いつの時代も純粋さが自分を追い詰める…。

鎌倉幕府三代将軍源実朝を主人公とした歴史小説。

摂関家の姫・信子が嫁いでくるという突然の縁談に対する不安や、陰謀、嫉妬、憎しみが渦巻く鎌倉幕府の中での若き三代将軍・源実朝の葛藤が細やかに描かれている。

また、信子の視点から描かれている実朝も新鮮で、諸説ある中、2人は寄り添って動乱の鎌倉時代に生きたことを信じたくなる小説でした。

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