根来寺ヒルクライム

　皆んな大好きヒルクライム。ロードバイクでやる事と言えばヒルクライム。そうロードバイクとはヒルクライム。ん？
　
　まぁチャリで山とか峠登るんですよ。そんなしんどそうな事わざわざやらんでも、と言われるだろうけど至極真っ当ごもっとも。　
　
　でもこれが脚力の指標の一つのようなもんだと思っているので頑張る訳ですよ。そもそもしんどい事が嫌ならロードバイクなんて続かんやろ。
　自分も車で山やら峠走ってるとこんな所チャリで走れるか！と思うけど実際走ってみるとそうでもない。いや、しんどいけどね。喉から血の味するけどね。
　
　何がキツいって敵は重力。普通の道なら慣性が働くから力を抜いても進むけど坂道はそうはいかない。足を止めたら止まるから常にパワーを出さないと進まない。
　だからキツい、しんどい、爽快感など皆無。
しかし人ができない事を平然とやってのける！そこにシビれる！憧れる！のは人間の性。
単純に凄いんですよヒルクライム速いと。

　あとはやっぱりセグメントの存在はデカい。ストラバと言う悪しきアプリにある機能でね。一定の区間を誰がどれだけのタイムで走ったか見れるんですよ。その区間がセグメント。　
　だから自分の実力を測る為にTT akaタイムトライアルする。
　そして負けず嫌い脳筋ゴリラにそんな物を与えればどうなるかは想像に易い。たたかいのドラムが鳴り響く。

香川県のサイクリストなら見慣れたコレ

　そんなヒルクライム。香川県でも有名なヒルクライムスポットと言えば、五色台。
　俺もロードバイク乗り出してヒルクライムなる物を知ってまだフラットペダルだった頃に訪れて余りの厳しさに途中足をつきながら、なんなん？何がしたいんこれ？俺は一体何をしているんだ？と自問しながら根来寺まで行った思い出。しかもゴールは根来寺じゃ無いってね。
　極限状態で禅問答みたいな事をやり出すあたり修行の一つ。坐禅やら滝行やらと同意である、と思う。
　自分がヒルクライムをそんなに嫌いじゃないのもこのしんどい以外が無くなって瞑想しているような状態になる気がする所にある。　
　決して苦痛を快楽と思う様なマゾヒズムな趣味がある訳では無い。無いと思う。多分。

　ネットでヒルクライムの良さみたいなの見ると達成感！高い標高からの絶景！とか出てくるけどまぁ嘘では無い。けどコレって最初の一回だけな気がする。　
　何度も何度も同じ事やって毎回同じ感動は味わえない。人間なんでもそう。正常位じゃイケねぇんだよ！と言ったのはブラックラグーンのレヴィだったかな。

結果

　御託はいいからテメェのタイムを晒せって話よね。　
　ロードバイクに乗らない人からしたらピンとこないと思うけど、これはちょっと遅い。謙遜とかじゃなくてマジで。全体の上位48%やからね。
　
　苦手なんですよ斜度のキツい坂が。　苦手どうこう言うほど練習してないだろ！テメェのパワーがカスなだけだろ！　
　
　はい、すいません。

　まぁ言い訳ですが、身体168センチ体重が65〜67キロやからね。一般社会では標準体重。自転車界隈ではデブ。
　想像して欲しい、5キロの荷物を持って階段登るのと、15キロの荷物持って階段登るのを。　
　ヒルクライムなるもんは体重軽い方が良いんですよ。　
　やからチャリ乗る様になってからその辺で見かけるヒョロっとしてる人も、ひょっとしてクライマーか？と怯える様になった。　
　街のどこに猛者が潜んでいるかわからない。
　幽☆遊☆白書の雷禅の喧嘩仲間が魔界で普通に暮らしているかの様にな。

　

心拍

　そして未だによくわからんのが心拍の管理。TTなんて限界を出し続けるもんだろ！なのか、タイム出そうとしたら無酸素域まで心拍上げずにペーシングした方がいいのか。　
　私は圧倒的に前者なんですけどなんか間違っとんかな。ガチでしんどすぎて血反吐はきそうなんですけど。こんなもん？

やっぱりガチめのヒルクライムするとアベレージが腐る

　まぁそんなヒルクライム。目標は根来寺なら25分切り。　
　あと1分30秒なんて余裕やろ？そんな事を考えるのはやめてくれ。　
　登りの1分半は永遠よ。

　全くもってヒルクライムのネガキャンでしかないけどTTやってPR出た時の喜びは日常ではなかなか味わえないので皆んなやってみよう。