友達の子どもを預かった話2〈後編〉
前編はこちらからご覧になれます。
中編はこちらからご覧になれます。
中編の内容を簡潔に
友達(ユナさん)の子ども(ミアちゃん)と一緒にお店を見て回っています。ミアちゃんはポケモンのグッズが買えて喜んでいました。その後でゲームセンターやガチャガチャを見ています。
ガチャガチャを見て回ります
いろんな場所にガチャガチャの専門店があったので、見て回りました。ラインナップほぼ一緒でしたね。行く場所で「○○ある」と言っていたミアちゃんです。やりたいとねだることもありますが、預かっているお金を使い切ったので、却下!
見るだけならタダなのでいくらでも見てくださいな。でも、ガチャガチャをやりたいのは変わらずで、行く場所行く場所でねだってきます。私がすればいいという風にも言います。あの手この手使ってきまが、ミアちゃんからの要求は全部却下です。ミアちゃんの使えるお金がないのと、私がしたいと思わないから。
ちょっとした回避技
これなら別にしてもいいかなというものはありました。「推しの子」のアクリルキーホルダーが出てくるガチャガチャです。
100円玉はありましたが、回せるだけの枚数はなかったです。でも、500円玉はありました。新しい方。両替する必要がありますが、両替機だと使えない場所があります。注意書きがされているところもあります。
それを逆手に取りました。「じゃあ、これ(推しの子)にするね、500円玉を100円玉に両替しないといけないの、付いてきてくれる?」と言いました。そして両替機で新しい500円玉をいれてすぐ戻ってくる様子を見せました。
華凛:両替できなかったわ、諦めるね。
ミア:なんでできないの?
華凛:ワカラナイ。
ミア:もう1回入れたら、どうなの?
(500円玉を入れてすぐ戻ってくる)
華凛:無理みたいだね。
これでガチャガチャはできないということで納得してもらいました。力業でしょうが、思いついたのがこの方法でした。
ちょっと気になる場所に訪れます
せっかく来たのだから、行ってみたいと思う場所に連れて行きました。人が多いのは分かっていましたが、思うように動けなかったで、すぐ撤収したかったです。見たいものはありましたが、探すのもめんどくさいので、辞めました。
進むにしても人がいて進めない。戻るにも出口に向かう道にたどり着けない。入ったのはミスだったなと思いました。でもミアちゃん、楽しそうだったから別にいいかな。でも、二度と連れて行かないと誓います。そもそも私が人混み苦手なので。
エリアを散策しようにも…
外に出ても、楽しめるような場所が見つからないです。少し歩いた場所にあった自動販売機にミアちゃんが興味を持っていました。スマホ決済ができるもので、決済画面が3D(?)に見えるものです。使える決済に試してみたいものがあったので、コーヒーを買いました。
ミアちゃんはその様子を不思議そうに見ていました。スマホ決済で買ったというのは分かったと思いますが、あまり見る機会がないと思うのでね。
結局ガチャガチャの場所に戻ってきました
私自身も頭が回らなくなってきたので、とりあえずガチャガチャでも見ておこうという思考回路になりました。暑さの影響もありますね。
見たら見たで、やりたいと言い出す始末。お金ないから無理というのが精一杯です。やったらと聞かれると、したいのがないからと断れます。
結局することになりました
「推しの子」のガチャガチャならやってもらえると考えて、そこを集中してやろうと誘ってくるミアちゃんです。やらないという手段もありますが、別にしてもいいやと思い、お札を両替して回すことにしました。
することを伝えると、「わたしがする」とミアちゃんが言いました。回してもいいけど、持って帰るのは私ですからね、その点だけ念入りに言っておきました。
2か所あったので、それぞれ1回ずつ回しました。出てきたのはアイちゃんとルビーちゃん。ルビーちゃんのほうは、ラインナップになかったので、もしかしたらシークレットかもしれないな、という話はしました。
回した後は、これが欲しいとは言わなくなりました。シンプルにガチャガチャ回したかっただけやな。後になって思います。
待ち合わせの時間ですが…
ガチャガチャを回した時に時計を見ると、もうすぐ待ち合わせの時間になるなと思い、ユナさんに連絡をいれました。送った内容「そろそろ向かおうか?」
数分後にユナさんから電話がきました。
ユナ:ごめん、あと30分いける?
華凛:まあ、いいけど。
ユナ:無理そう?
華凛:なんとかするわ。
ユナ:ありがとう!
ユナさんに会うにしても距離がそこそこありました。30分くらいなら移動も含めると何とかなりそうでした。とはいえ、ミアちゃんの体力もそろそろ限界に近づいてますし、どうにかなるだろうか…
思いついた手段
移動するにしても、いい場所がないなと思いました。いろんな場所を見て回る時に喫茶店があるのを思い出しました。そこに行き、休むのが手っ取り早いと思い、連れて行くことにしました。
行きたい場所があるから来て欲しい、と伝え一緒に向かいました。思っていたより近かったので、早く着いてラッキーと思いました。
店内で先に席を確保して、そこでミアちゃんに待ってもらい、オレンジジュースを2つ注文しました。間違えて紅茶を注文しそうになりました。アカンわ、子どもに紅茶は口に合わないだろうし…
ジュースを飲みながらゆっくり時間を過ごせました。いろいろ話を聞いてみたのですが、どうやら家で見てもらえる人はいたようです。でも、昼寝していると答えてました。保育士の立場に立てば、その人にミアちゃんを見てやれよと言いたくなります。一方で、その人が一日中見ることのできない事情があるなら仕方ないかぁ、と思います。
長居はあまりできないかな
喫茶店で休憩するにしても、何かあるわけではないです。少し座って話をしたらミアちゃんは次の場所に行きたいと思うようになっていました。30分後と言われた時間も割と近かったので、出ることにしました。
戻ってきました
その後に向かったのは、ゲームセンター。結局ここになるんだなぁ。ユナさんを待つならここがいいかなと思ったので、再び入りました。
見るだけ見て帰るのがいいのですが、無理な話。取れる保証はないですが、ぬいぐるみを狙って取ることにしました。ミアちゃんがしたいと何回もねだってきたのも原因ですが、アームを動かしたのは私です。見ているだけでもミアちゃんは楽しそうです。取れたらもっといいのでしょうが、期待するなよという話。取れたとしても、私が持って帰ることを条件でしてますので…
合流
ゲームセンターに入って数分後、ユナさんから電話がきました。場所を伝えるとすぐ見つけてもらえました。私がUFOキャッチャーをしている様子を見ていたようで、「私もやってみるか」ということでユナさんも挑戦してました。千円使ってましたが取れなかったですね。
そして、3人で変えることになりました。ゲームセンターを出て早々にミアちゃんはユナさんに抱っこを要求してました。その気持ちには答えて、ユナさんは抱っこしてました。
帰ります
最寄り駅について電車に乗り、帰りました。3人並んで座り、ゆっくり帰りました。ミアちゃんには静かに過ごして欲しかったのですが、無理な話。いろいろ話してきました。受け答えはかなり雑でごめんやけど、答える気力がないんだよな。
帰りの電車でユナさんは爆睡していました。ミアちゃん疲れているだろうから寝かせようとしましたが、強く拒否されました。無理矢理寝かせる必要もないし、別にいいや。とりあえず大人しくしてください。絵本でもあればましだったかなぁ。私が持ってくる代物でもないですが…
家の最寄り駅に着いたので解散しました。子ども連れてもいいけど、誘ったのはユナさん、あなたですからね。できたら私と一緒に何かしようよ…
後編まとめ
ゲームセンターの誘惑怖い、ガチャガチャの誘惑怖い…
全編を通して
子どもの遊べるような場所のない場所に子どもを連れて行くことはかなりしんどいです。お出かけの際は誰と行くかを考えて場所を決めておきたいと思った今日この頃でした。
ユナさん、自由気まますぎる…
※前に子どもを預かった時の話は下記からご覧になれます。
前編、中編、後編の3部構成になっています。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?