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私にはわからない大卒と高卒の違い

未来に向かって一生懸命走り続けていた。三角関数が、漢詩を暗記することがどう未来に役立つかわからないけど、努力する方法をそれしかしらなかったから。だけど、晴れて大学生になったはずなのに、同年代の子がもう働いて、社会人として自立しているのを知った時は謎の焦りを覚えた。わたしは「受験」したんだから大丈夫。きっといい職につけるさ。。。
本当にそうなんだろうか。スキルを持っている工業生やこの職につく!と腰が据わっている専門学生の方がよっぽど未来安泰なのではとここ最近思う。

「受験」が一種の救済処置であるというのをこの前テレビでみた。どんなに貧しくても「受験」でいい成績をとれば人生逆転できる。
逆転ほどいかなくてもちゃんと努力をして偏差値を挙げた友達がいるから、「受験」自体を否定したいとは思わない。
わたしにとっては、「受験」はただのトラウマで高校生活の思い出をそれ一色にしてくれた敵であるということだ。

何故大卒の方がいい職につけて、給与を高いのだろう。
ただ就活をしている自分としては奨学金を給与から引き抜いたら、高卒の給与より低いがな。高校生の自分、ちゃんと調べろよとは思うが。

私が大学で学んだことはなんだろう。
レポートは書けるようになった。あと、スピーチなど自分の想いを伝える瞬発力などは鍛えられた気がする。
いろんな大人にあった。教授はもちろん、イラストレーター兼町おこしをしている女性や丸の内の銀行マンから梨農家に転職した人。しっかりとした職に就かずに演劇や歌をつづけているいい年齢の大人。
みんな魅力的で尊敬できるなぁ。
書いてみたら思った以上にいろんな経験はできてたけど(笑)

でも話をもとに戻して、これが社会人になって役立つとは限らないし。
この経験が大学生だからできたこととも言い切れない。

大学を卒業したからなんだと自分に思う。
だからといってその道以外選ぶ勇気がなかった高校生の自分を責められないとも思う。

こんなカーストな世の中なくなってくれっ!

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