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三十路の発達障害当事者がnote始めるって話

【はじめに】

はじめまして。私は発達障害の当事者です。具体的には広汎性発達障害という診断名で軽度精神遅滞とも診断されています。

このnoteは過去の自分に向けて発信する様なスタンスで同じ様な特性を持つ当事者とご家族の方、発達障害の傾向の有るお子さんを育てている親御さんに向けて情報や経験を共有する目的で始めました。

【簡単な自己紹介】

幼い頃から多動や問題行動が多く違和感はありましたが、平成初期の生まれで発達障害という障害すらあまり認知されていなかった点と親がそういった知識や情報に疎かった為、実際に診断を受けたのは20歳前半の頃でした。

実際のところ、19歳位の頃には発達障害という障害の存在は知っていて、自分にはその傾向がある事を認識していました。
幼少期の多動と問題行動の多さ、問題行動による高校退学、前歴、学業不振、社会に出てからは仕事の覚えが遅く要領が悪い、抽象的な指示の理解が苦手、騒音の絶えない現場仕事においては、「指示を音声としては認識できるが言語として上手く頭に入ってこない」などです。

その後不調が続いた為、精神疾患、発達障害の可能性が高いと観念し、精神科に足を運び検査を受けました。案の定、広汎性発達障害、軽度精神遅滞、二次障害で社会不安障害、適応障害の傾向ありと診断されました。
確定診断される事によって、生きづらさの原因がわかり安堵したのを覚えていますが、同時に「健常じゃないことに対する絶望感」の様な感情に押し潰されそうになった事も覚えています。

【発達障害とは】

まず、発達障害とは何かを簡単に説明します。発達障害とは、社会的・学校的な成績や人間関係の問題を引き起こす、脳の発達に関する障害のことです。具体的には、自閉症スペクトラム障害、ASD、ADHD、ADD、PDD、LD等があります。

発達障害の人は、周りの人たちとのコミュニケーションや人間関係、集中力や記憶力、計画性や判断力などの面で苦労しやすい傾向があります。しかし、それだけでなく、独特の感性や思考力、創造力を持っていることもあります。

【発達障害の子を育てている親御さんへ】

発達障害の子どもを育てることは、とても大変なことだと思います。私自身、その苦労を垣間見てきました。しかし、子どもが発達障害であっても、その子には必ずそれぞれの良さがあります。親がその良さに気づき、特性を理解して子どもと向き合っていくことが大切です。

また、発達障害の子どもが「普通の子」と比べて遅れをとることがあるため、親としても焦りや不安を感じることがあるかもしれません。しかし、それでも子どもの成長を見守り、サポートしていくことが必要です。子どもが自分のペースで成長し、自信を持って生きていくことができるように、親が一緒になって支えていくことが大切です。

【発達障害の当事者へ】

私たちは、周りの人たちとのコミュニケーションや人間関係、学校や職場でのストレスなど、様々な問題に直面することがあるかもしれません。しかし、私たちは決して「普通の人」ではなく、それだけでなく私たちには独特の感性や思考力、創造力があります。自分自身の良さを見つけ、それを生かしていくことが大切です。

また、発達障害のある人たちは、周りの人たちに理解されにくいことがあります。しかし、私たちは自分自身を肯定し、自分自身を受け入れることが大切です。自分自身が自分を理解し、愛することができれば、周りの人たちにも理解してもらえる日がくるかもしれません。

【まとめ】

発達障害の当事者と発達障害の子どもを育てる親に向けて、今回は発達障害について簡単に説明し、それぞれに向き合う上で大切なことをお伝えしました。私たちは、発達障害であっても、必ずそれぞれの良さがあります。自分自身を肯定し、受け入れながら、自分のペースで成長していくことが大切です。今後も、発達障害に関する情報や経験を共有し、皆さまと一緒に成長していけたらと思います。

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