急に通院を辞めちゃうアレや病院選びについて
20代で確定診断を受け早10年以上、軽度精神遅滞、発達障害当事者の私が病院選びや通院について20代の時の自分自身に向けて伝える感覚で書いていきます。
発達障害の人にとって、医療機関を利用することは治療やケアにおいて大きな役割を果たします。
しかし、実際に医療機関を利用することは簡単なものではありません。
私自身も病院を何度も変えて相性の良い先生を探したり、自己判断で薬の服用をやめてしまったり、急に病院に行かなくなったりと、医療との付き合い方に苦労した経験があります。
【病院を変えた理由】
私は、発達障害の診断を受けた後、適切な治療を受ける為にいくつかの病院を受診しました。
しかし、どの病院でも治療についての納得がいかず、先生との相性も合わなかったため、何度も病院を変えました。
最終的に、通っている病院では先生との相性が良く、治療についても納得ができたため、現在も通院が続けられています。
【薬の服用について】
病院で処方された薬を飲み続けることは、治療の重要な一環です。しかし、私は薬の副作用や自分自身の体調に合わないことから、自己判断で薬の服用をやめてしまうことがありました。
しかし、薬を飲むことで治療が進むことが多いため、今は薬の服用には慎重になっています。
【病院に行かなくなることについて】
私は、急に病院に行かなくなることがありました。これは、病院に行くこと自体がストレスになってしまっていたためです。
しかし、病院に行かなくなることで治療が進まなくなることもあるため、病院に行くことが苦手な場合でも、何らかの方法で対処する必要があります。
私が経験したような問題を避けるためには、次のような対策が重要です。
【対策】
・病院選び
発達障害を抱える人にとっては、通常の病院よりも専門的な診療を行っているクリニックや施設を利用することも有効です。
発達障害に特化したクリニックや施設では、医師やスタッフが発達障害の人の特性やニーズに精通しているため、より適切な医療を受けることができます。
発達障害の人は、コミュニケーションに苦労することがあります。病院の受付や先生とのやり取りがストレスになることもあります。
そんな時は、親身に話を聞いてくれる病院を探すことが大切です。また、先生との相性も重要です。相性が悪いと、話が通じなかったり、信頼関係が築けなかったりすることがあります。病院を変えて自分に合った先生を探すことが大切です。
・治療について
発達障害の人には、うつ病や不安障害などの精神疾患が併発することがあります。その場合、薬の処方や心理療法が行われます。
薬の副作用には注意が必要です。また、薬の効果が出るまでに時間がかかることもあります。根気よく治療に取り組みましょう。
さらに、自己判断で薬をやめないように気をつけることが重要です。薬をやめると、症状が再発することがあります。
薬の服用については、先生に相談して、適切な判断をしましょう。
・病院に行く回数が減った場合
実際に病院に足を運べなくても電話などで相談し、正確な情報を得ることが大切です。
病院に通うことが苦手な人や、病院に行く時間がない人には、オンライン診療や遠隔医療の利用もオプションとして考えられます。
インターネット環境があれば、自宅や職場から医師とオンラインでコミュニケーションを取り、診療を受けることができます。
ただし、遠隔医療は診断や治療の精度に影響を及ぼすことがあるため、自己判断で行うのは避け、専門の医師に相談するようにしましょう。
・自分自身でできること
病院に行く前にリラックスする方法を見つけることが大切です。例えば、深呼吸をすることや、好きな音楽を聴くことなどがあります。
病院に行くときには、家族や友人と一緒に行くことも良いでしょう。
例えば、ストレスを減らすために運動をすることや、食生活を改善することなどがあります。
自分自身ができることを実践し、医療機関との協力で、より良い生活を送ることができるようになりましょう。
まとめ
発達障害の人にとって、医療に関わる問題はとても深刻で適切な治療や支援を受けることが重要です。
しかし、医療に対する苦手意識やコミュニケーションの問題や自己判断による薬の服用中止などの理由で、治療を受けない人も少なくありません。
そこで、相性の良い医師を探し、適切な治療や自己管理に努めることが大切です。また、医師やスタッフとのコミュニケーションを円滑に行い、正確な情報を得ることも重要です。
発達障害に特化したクリニックや施設の利用、オンライン診療や遠隔医療の利用も考慮することができます。自分自身の健康管理に積極的に取り組むことは、身体的な健康だけでなく、精神的な健康にも繋がります。
発達障害の人が適切な医療や支援を受けることで、自己実現や社会参加に向けて前進することができます。