4コマで人生は変わる【ルックバック 藤本タツキ】紹介
はじめに
藤本タツキを知ったのは、チェンソーマンを見た時だ。チェンソーマンに出てくるぶっ飛んだ性格のキャラクターたちに惹かれ、親の顔が見てみたいと思い、著者である藤本タツキを知った。ルックバックは藤本タツキが書いた読み切り漫画であり、チェンソーマンよりはぶっ飛んではいないが、非常にリアルで魅力的なキャラクターが描かれている。私はキャラについて語りたいのだが、それは別の機会にして、今回はストーリーについて少し語ろうと思う。ネタバレはないに等しいと思うので安心していただきたい。
STORY
一言でいうと、小学校のクラス新聞に4コマ漫画を書いたことから始まる、2人の女の子の話である。
注目ポイント
私が注目したのは、2つだ。それは、4コマ漫画と唐突に入る回想だ。4コマ漫画はこの作品の1番のキーアイテムである。これが物語上でどのような意味を持ち、2人にどう影響しているのかに注目してみてほしい。
また、この作品では、唐突で意味ありげな回想が2つある。よくよく考えてみると、この2つの回想がなくても物語は成立する。なのに、入れているということは、そこに何かしら作者が伝えたいことがあると思われる。この2つの回想が間違いなく、この作品を深くしている部分であり、タイトルの『ルックバック』にもつながる部分だと思うので、この回想についても注目してみてほしい。
最後に
今回は紹介だけだが、いずれ私が注目した部分についての話もしようと思う。まぁ、しかし、私が好きだったのは2人のキャラである。私にとっては非常に共感できるキャラたちだったので、ストーリーと合わせて、彼女らのキャラクター性にも注目して、楽しんでほしい。
画像出典
藤本タツキ、『ルックバック』、集英社