アニメ【薬屋のひとりごと】感想
はじめに
この記事では、薬屋のひとりごとのあらすじと良い点と悪い点を語る。
あらすじ
薬屋の娘(マオマオ)は誘拐され、後宮に売られてしまい下女として働くことになる。
後宮では皇妃や皇帝の子、宦官などが暮らしており政治的な暗躍が日々渦巻いている。
マオマオは薬の知識を評価され、皇妃の下女として仕えつつ、薬の知識と持ち前の推理力で後宮で起こる事件を解決していく。
良い点
まず、絵が綺麗だ。特に背景が凝っており、後宮の華やかさの土台をしっかり作っている。それゆえ変に作り物感がない。
そして、普通のミステリーに終わらない所が良い。ミステリーといえば、難解な問題が起こり、探偵役がわずかなヒントをもとに、事件をスッキリ解決するのがテンプレートである。しかし、この作品では後宮という政治が絡んでくるため必ずしも解決することが正しいとは限らない。この後宮の政治要素とミステリーがうまくかけ合わさってオリジナリティを生んでいる。
悪い点
悪い点は、世界観が作り込まれていない点である。先ほど背景が凝っており作り物感がないと言ったが、それゆえに違和感が浮き彫りになっている。例えば、中華風の舞台設定なのに日本語が出てきたり、キャラクターが現代的な価値観のもと行動していたりしている。そういった違和感が気になってしまうため、内容に集中出来なくなってしまう。
最後に
世界観が作り込まれていないことを指摘したが、最近のなろう系や異世界系は世界観を重視せず、ライトな感じなものが多い。そのため、世界観を気にせずキャラクターやストーリーを楽しむのが良いかもしれない。