(婚活)気を使ってくれる後輩と情けなき先輩(後編)
こんにちは、徒歩です。朝夕は、大分風が涼しく、日が落ちるのが早い、秋の気配を感じる季節になりましたね。
僭越ながら、先日、40歳となりました。
孔子の言葉で、40歳は不惑の歳(15歳で学問を志し、30歳で自分の学問に自信を持ち、この道で行くと決意し、40歳であらゆる事を判断するにも迷いが生じなくなった。)と言います。
孔子みたいな天才でも、不惑の境地に至るまで、25年もかかってるんですね…。
しかし現実には、日頃、感情や、あらゆる事に振り回され、その都度、迷いに迷っている、情けなき自分がここにいます。
少しでも、この孔子の境地を理解する事が出来るよう、引き続き、世知辛く、迷い多き日常の渦中に身を置き、それに振り回されながら、その中で、自分の出来る事、役割を見つけ、それを守り通す事ができるよう、努めていきたい所存です。
前置きは、これ位で。前回の続き(婚活:気を遣ってくれる後輩と情けなき先輩)から。
僕は現在、婚活の一環として、後輩に勧めれられ、マッチングアプリという、婚活アプリを使っているのですが、前回記載した通り、
このアプリを上手く活用出来ておらず、(マッチング自体が少ない、メッセージが続かない等)未だにお相手と会うという所まで、行けていない状態です。
※何度も書いておきますが、僕が超絶にモテない事はあえて伏せておきます。
それに対して、再度後輩に相談した所、プロフィールに顔写真をのせた方が良いと言うことや、マッチング後のメッセージのやり取りで気をつけた方が良い事等のアドバイスを貰いました。
前回は、(お相手からの信用を得るために)顔写真載せた方が良い云々という所まで書きました。
今回は、メッセージ上での注意点から。
“徒歩さん、メッセージはどんな感じで送ってます?”
“いや、普通だよ。最初はこんにちは。マッチング、ありがとうございます。から始まって、趣味の話をしたり、住んでいる地域の話をしたり、仕事の話をしたり…。そんな感じだよ。”
“いいじゃないですか。それで、いきなり連絡途絶えたりするんですか?”
“そうだよ。ちょっと返信が遅れたり、何かまずい事を言った自覚は無いんだけど…”
“あとは、たまに会話がすれ違ってしまったり。思った様に、会話が盛り上がらないで温度差があるなぁって感じた事はあるかな。”
“徒歩さん、普段、絵文字とかあんまり使わないじゃないですか?”
“あと、使っててもワンパターンじゃないですか?
”
“そんな感じ。普段とそんな変えて無いよ。”
“僕らみたいに、徒歩さんの事を分かってる人はそれでいいと思うんですけど、婚活アプリとかだと、文字と一緒に、絵文字も入れて、柔らかい感じの見た目にするといいみたいですよ。”
“同じ内容を文章で伝えていても、文字だけだと、硬い(こわい)印象を持たれてしまう場合があるんで。”
“感情を伝える意味で、絵文字とかバランス良く使った方がいいですよ。”
と。
“あと、徒歩さんの好きそうな、長い文章とかあるじゃないですか?前置きとか、説明とか。ああゆうのはあんま良くないですよ。”
“別に好きじゃないんだけど、伝わらないかなと思って。そっちの方が丁寧じゃないの?”
“くどい感じになっちゃう(受け取ってしまう)可能性ありますよ。”
“短い文章で、テンポ良く、回数を重ねた方がいいと思います。”
“普通の会話みたいのを意識して、書いた方がいいですよ。”
“伝わる分量とかは、あんま必要ないです。回数を重ねた方がいいと思いますよ。”
”説明とか、描写とか要らない?“
”描写って何ですか…?描写とかいらないっす。“
そうなのか…。と思い当たる節あり。
素直に、聞いてみるもんだなぁ。と。
“あと、”いいね!“は、どんな感じで使ってます?”
“どんな感じって…。プロフィール見ていいなって思った人とか、足あと(自分のプロフィールを見てくれた人)をつけてくれた人を中心に、大勢の人に向かって乱れ打ちみたいな感じで…。”
“乱れ打ちって…。それも、あんま良くないと思いますよ。もっと、ちゃんと自分に合った人に絞って使わないと…。”
“合うも何も、まずマッチングしてもらえなきゃどうしようもなくない?”
“だから、マッチングしてもらうには、(超絶モテない僕は)数を打たなきゃ…。”
“まぁ、考え方は、人それぞれですけど…。”
“でもまぁ、そんな感じで、メッセージをしても続かないようなら、それは、それってことで。しょうがないっす。”と。
そんな感じで、話をしていると、後輩から、
“徒歩さん、今度、飯でも食べながら、話を聞きましょうか?”と。
“せっかくだから、うちの女性社員も呼んで、軽く話でもしましょうよ。”
“女性からの意見も聞いてみた方ががいいでしょ?”と。
そして後日、日まで合わせてくれて、この日どうですか?と、こんな情けなき自分に、最高に気を使ってくれたのである。
そして、色々考えて、悩んだ末の、僕の返答は…。
“(ありがとう。)ごめん、いいにするよ…。”
たじろいだのでしまったのである。
この期に及んで、もしその女子社員が本当は来るのが嫌だけれども、後輩の人望によって、来なきゃいけない様な力が少しでも働いて当日来る事になった場合、後々、最悪、後輩、女性社員とも嫌な気分になって、職場の絶妙なバランスが壊れてしまうのではないかと、心配してしまったのである。
※ちなみに、後輩は、彼女がいるので、この場を借りてどうこうみたいな感じではないです。僕に関しても(何度も言いますが)超絶にモテないので、後輩が引き合わせて云々という事では絶対にありません。純粋にそういう場を後輩が持とうとしてくれたのだと僕は思っています。
そして、何より残念だったのは、後輩が気をつかってくれたにもかかわらず、この(ありがとう。)が、咄嗟に出てこなかったのである。
その後もタイミングを逃し、この(ありがとう。)は、僕の喉の奥で行き場を失ってしまったのである。
そして、その機会は流れてしまったのですが、その後も、これで良かったよな?と思ったり、せっかくだし、あんまり考えずに、行った方が良かったんじゃないか…?と思ったり、
機会を見て、後輩に、賞味期限切れの(ありがとう。)を伝えるタイミングを伺ってみたり、
一人で、ウジウジと悩んでいる、いい歳をして、本当に情けない、この体たらくである。
孔子なんかが聞いたら、ショックのあまり、おそらくひっくり返ってしまうのではないだろうか…。
40にして惑わずとは、ほど遠いのである…。
いつか、自信を持って、対応出来るようになりたいと思うし、後輩の様に人に気の使える、人間になりたいと切に思う、情けなき先輩なのである。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
今後も、この情けなき僕の日常をご覧いただき、世知辛い、日常のガス抜きにでもしていただけたら幸いです。
※本日もお疲れ様でした。社会の片隅から、徒歩より。
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