見出し画像

#34【読書感想】あいにくあんたのためじゃない

実はこのタイトル、私が推しているモーニング娘。の歌詞から来ています。

少し前にこの本が私のXのタイムライン上で話題になりました。
実際、メンバーも読んだというのを目にしていました。

私も筆者と同じくこの冒頭の歌詞がすごく好きで、
気持ちが落ち込んだ時に好んで口ずさんでいます。

「君にそんなメイクは似合わない」
解せない女らしさの押し付け
生憎あんたのためじゃない
言いたいことはただそれだけ?

モーニング娘。’23「Wake-up Call~目覚めるとき~」

私たちは、誰かのためにメイクをしているんじゃない!
自分がなりたい姿になるためにしているんだ!

と、強気になりたい時に自分を鼓舞することができます。

これって男性だろうが、女性だろうが、メイクに関係なく言えるのでは…
と、この短編集を読んで思いました。

「そんなことやって何になるの?」
と好きでやっていることに対して悪気なく言ってくる人。
たまにいます。

私が正規の仕事を辞めて留学することにも、
多分そう考える人が少なからずいると思います。
(幸い私の友人にそんな人は一人もいませんが)

そう考える人は、きっと私の社会的立場・生物的立場で
果たすべき役割があると信じて疑わないのでしょう。

私、別にあなたのために生きているわけじゃないのにな…
と、この歌詞を思い出してしまいます。

他の人の価値観で自分の軸をぶらさないためにも、
この歌詞を思い出して強気で前に突き進んでいきたいものです。
ただし、他人にめちゃくちゃ迷惑をかけない範囲で。

ちなみに私は2番の冒頭の歌詞も好きです。

「女らしく」「男らしく」
解像度の悪すぎる眼差し
心の真ん中覗けば
完全オリジナルの小宇宙

モーニング娘。’23「Wake-up Call~目覚めるとき~」

私がそう見られるのが嫌なのに、つい他人に対して価値観を用いてしまうことがあります。
その時は逆にこの2番を思い出して、その人自身を見ていける人でありたいと思っています。

性別・年齢・出身など諸々のカテゴリーによらない、
その人だけの個性を尊重できる人でありたいです。

たとえ何か言われたり思われたとしても、
「言いたいことはただそれだけ?」
と強気でいられるように。

曲も良いので、ぜひ一度聞いてみてください!
THE FIRST TAKEに出演してます!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集