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人間の悩みは全て防衛本能

心理カウンセラーとして150名以上のクライアントさんに
セッションをしてきた私たちですが、

私たちは、
人間の悩みは全て

防衛本能によるもの
と考えています。

防衛本能とは、
簡単に言うと「生命を守るための本能」です。

こう聞くと、動物的な反応に思いますが、
人間的に言うと、生命の危機だけでなく、

「受け入れがたい状況」「不快な感情体験」をした時にも、
それによる不安を無意識(本能的)に和らげようとして、発動します。

心理やスピリチュアルに触れたことがある人は

「メンタルブロック」「過去の思い込み」
という言葉を聞いたことがあると思いますが、

これは、幼少期に親元で生きていくために必要だった
【適切な防衛本能】が、

大人になってからも
いちいち反応してしまうことで

現実に不具合をもたらしている現象です。

つまり、適切ではなく
【過剰な防衛本能】が働くと、

現実での「お悩み」が出てきてしまうということです。
(例を次の記事でご紹介しています)

例えば、

・自分の意見が言えない…
・人に合わせすぎて疲れてしまう…
・幸せになると罪悪感が出てくる…
・彼氏から「愛されてない」と不安になる…
   など。

この

【過剰な防衛本能】をゆるめる
(適切な防衛本能にするため)には

「恐れ」をメタ認知し、
適切な行動を選択することが大切です。

※メタ認知=客観視


私たちが最初に学んだ心理療法も
このメタ認知を働かせるためのものです。
(四面分析、統合、エンプティチェア、感情消化など)

ただ、これは、手法のうちの一部で、
メタ認知を働かせる方法は他にもたくさんあります。
(栄養、環境、前頭前野の訓練など)


こちらの記事にも書いてありますが、

私たちは心理療法の使い方を間違い、
偏った手法をやりすぎていたため

脳が炎症し、ネガティブ感情による負のループから
抜け出せない時期がありました
💦

これは、私たちだけではなく

心理セッションスピリチュアルセッション
(いわゆる過去を掘って感情を感じ切るセッションを提供しているもの)
を受けている方によくみられます。


というのも、
そもそもそういった悩みを抱えやすい人は、

・極端な白黒思考を持っている

・1つのことに過集中してしまう

・ネガティブに注意が向きやすい

・とことんやりすぎてしまう

このような性質を持ってる人が多くいます。

(そもそも、そういった性質があるから悩みを抱えていたりします。)

カウンセラーは、
自分たちが扱っている技法が
どういう位置づけのものなのか、

クライアントさんが良からぬ方向に行きかけた時に
適切なアプローチが出来るかどうか?

というのは、とても重要になると思います。

『感情消化やっちゃった方が手っ取り早い』

これは、とある心理カウンセラーの発言ですが、

クライアントさんの状態を見ずに
安易にこの手法を取るのは

私たちは
あまりにも【雑】な気がしています。

そうして、私たちと同じように
負のループにハマってしまった人たちに対して

「やりたくてやっている」
「あとは自分で考えましょう」
「現実、困ってないんでしょ。」

といった言葉で片付けてしまうのも問題だと思っています。

この言葉を、
愛を持ってクライアントさんを【導くため】に使うのなら良いけど、

自分がクライアントさんから【逃げるため】に使うのは、
私たちは、違うんじゃない?と思っています。

こういった心理セッションは
実際にメスを入れるわけではありませんが

やっていることは外科手術と同じようなものです。

切り開いて修復もせず
責任逃れするようなお医者さんがいたら

普通に考えてヤバいです。笑

でも、心のこととなると、
物質ではないため手術ミスのように
証明できるものではありません。

ですので、
セッションを受ける側が

正しい知識を身につけて
適切に選択していくことが大切だと考えています。

過剰な防衛本能を緩める手引き ↓↓↓


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