国家総合職、地方Fラン大生に勝機はあるのか。敗北者談。
勝機はあるかもしれない。
というのが答えではありますが、
と言い切ってしまえばこのnoteは終わりなわけで…
官庁訪問第2クールで全滅した私が国家総合職試験について感じたことを
書きたいと思います。
(不合格が偉そうにnote書いてすいません^^)
国家総合職試験の概要について
このnoteを読んでいる方はニッチな層なので、試験制度についてはご存知かと思いますが、
国家総合職試験は
①人事院試験(筆記試験+面接)
②官庁訪問
の2つで構成されています。
①の人事院試験の倍率は区分(科目)によって様々。
私が受験した法律区分は20倍程度あった?かと思います。
ただ、この倍率については、
「国家総合職?なる気ないけど受験しよ!」っていう記念受験組
(実際は、なれるレベルに至っていない)
「私、第一志望は県庁!試験慣れしないとね!」っていう試験慣れ組
が多く存在しているため、
体感、5倍程度だったのではと思っています。
②の官庁訪問は、人事院試験合格者だけに与えられた権利。
内定率は人事院試験合格者の3-4割ほど。
「私にはこんな魅力があります!〇〇省さん私欲しくなったでしょ!?」と自分を売り込みに行くもの。
自身で希望の官庁に出向いて1日に6・7回面接をします。
これがなかなかにハード。
官庁訪問の日程としては、
第1クールから第4クールまで存在。
第1クール3日間・第2クール3日間・第3クール2日間・第4クール1日間だったかな。
第4クールは内々定言い渡すだけみたいな感じらしいので、
とりあえず第3クールまで生存しなきゃいけません。
といっても、人事院試験で落ちては官僚になれる資格も得られないので、
官庁研究も大切ですが、人事院試験で足切りにならない程度には勉強する必要があります。
官庁訪問の詳細
おそらくこのnoteを読んでいる人は官庁訪問について詳しく知りたい方が
多いと思います。推測ですが。
とりあえず、訪問の流れから。
あまり詳しく書くと省庁バレしそうなのでアバウトにですが、
自分は2つの官庁をまわりました。
それぞれA省庁 B省庁にします。
第1クールは3日間あるのに2省庁しか回らなかった理由は勝機を見いだせなかったからです。
地方Fラン私大の学生が第1クール三日目に官庁訪問したって無理があるやろっていう考えです。
(実際には、国家総合職以外の試験種の試験日程と被っていたこともありますが、今思えばこの受け身的な姿勢も良くなかったのかとは思います。)
第1クールA省庁
・対面とオンラインの併用開催。
・自身は対面で参加。
当日は朝9時頃集合でした。
20分程の面接を1日で6・7回。
面接官は入庁数年の人から10年超の人まで。
志望理由、現在の課題、やってみたい政策について詳しく聞かれた。
即応力が問われていると感じました。
レーダーチャート(体力テストのグラフみたいなやつ)がちらっと見えたので、複数の能力(即答力・コミュ力的なもの)で評価していると思います。
(本当は見えてはいけないものな気がしますが)
他省庁で噂に聞くように
「とても高い評価です。」「順調です」
みたいなことを言われることなく、淡々と第2クールの日程を告げられ
終了。
第1クール2日目
・この日はオンラインで参加。
・面接官2人vs私
15分程度の面接を2回のみで終了。
特に書くことがないくらい薄い内容の面接。
官庁訪問カードにそった質問をされるだけで終了。
夜9時過ぎに電話で第2クールの日程と告げられて終了。
第2クール1日目
・第1クール初日同様、9時に集合。
午前中に面接2回。
午後に1回。
夕刻に至ることなく、職員に荷物を持ってくるように言われ
「なにかあったら連絡します。」
とお決まりのセリフを言われ終了。
以後連絡なし。
第2クール2日目
・面接は1回のみ
・面接官3人vs私
第1クール同様、訪問カードを中心に質問。
過去の事例についての知識を問われてアタフタ…
終了後、職員の方に
「第3クールに進める場合は今日中に連絡します。」
と言われる。
連絡なく、敗退決定。
なぜ敗退したのか、自己分析
一番不足しているのは学歴だと指摘されれば返す言葉もありません。
多くの官庁では人物本位の面接・採用であるといいますが、
明らかに低すぎるスペックでは能力を見限られても仕方ないと思います。
ですが、私は学歴以外にも敗退要因が複数あったと考えます。
1.採用イベントへの参加経験
公務員を目指されている方はご存知のように公官庁にもインターンや説明会は多くあります。
自分自身、国家一般・裁判所などへのイベントは参加していましたが、
自分の能力では無理だろうと見限って、国家総合職の採用イベントへはほとんど参加していませんでした。
1次試験が終了後に説明会に出た程度。
今考えれば、とりあえずでもいいから試験前(前年秋頃から)のイベントに
参加しておくべきだったと思います。
官庁によりますが、大臣登壇説明会や年次の高い職員の方が参加されるイベントが多数あります。
インターンは選考で落ちたり、地方在学のため交通費の点で参加が厳しいとは思いますが、説明会の数をこなして知識をつけることが重要であると考えます。
(もちろん参加が採用に直結するわけではなく、説明会で得た知識を官庁訪問で活かすことは不可欠です。)
2.現実不可能でもいいから主張する
総合職の官庁訪問の面接では、どのような政策・施策をしてみたいかとよく問われます。
自身がうまく返答できなかった際。
「実行できるかどうかではなく、あなたが何をしたいのか。」
「金額や法律などにとらわれずに案を挙げることが重要だ。」
と職員の方に言われたことを覚えています。
白書を読み漁って在り来りなことを言っていた私に強く響いた言葉でした。
自分の思いを素直に話せば職員の方がフィードバックしてくださったり、
休憩時間に自身の弱みが浮かび上がってくるはずです。
ふざけた内容でもいいから言ってみる。
修正して次の面接に活かすことができたら第3クールくらいにはいけてたかもと思います。
所感
大それたタイトルから始まったこのnoteでしたが、
結局なぐり書きで終わってしまったような気がします。
官庁から枠空いたって電話来ないかなとたまに考えたりします。
(第2クールで落ちているから絶対にありえない。)
ですが、後悔よりも学びのほうが多かったと思います。
もともとここまで来れるとは考えていなかったので。
当日面接をしていただいた職員さんは非常にいい方ばかりで、自身の欠点を
明確に指摘していただいてありがたい限りです
また会場でであった学生の方もいい方ばかり。
あの場限りの関係でしたが、様々な話をできてとても楽しかったです。
官庁訪問を終えて官僚になる方には尊敬の一言につきます。
Fラン大生にも勝機はあるのかということですが、
冒頭でもお話したように勝機はあると考えます。
学歴だけで考えれば官庁訪問前に断れれてもおかしくないような大学です。
そういった人間を第2クールにも呼んでくれたということは、
ある程度人物を評価していただけたからだと思います。
(第2クールを終えても、まだ第3とあるのでとりあえず呼んだだけかもしれませんが。)
これから試験を受験されるみなさんは、
自身を卑下することなく、できることをやってみてください。
先は明るいはずです!!
こんなnoteをここまで読んでいただきありがとうございます。
読者の方が望むような内容を提供できていなければすいません。
なにかあればX(Twitter)から質問をください。
公務員を目指される皆さんを応援しています。