「この人が私のお姉ちゃんだったらな」とアラフォーになっても思う毒姉育ちの生きづらさ

人気女優姉妹をうらやむアラフォー

上白石萌音ちゃん。
ドラマや映画、CM、舞台と大活躍の女優さん。
ずっと前におしゃれイズムを見たら、妹さんととても仲良しらしい。
共演者の方が口を揃えて言う。
「萌音ちゃんは本当にいい子。気使いで、ほんわかした空気になる」と。
確かにすごくいい子そうだ。
妹さんもいい子らしく、姉妹揃ってスタッフウケがとんでもなく良いらしい。

萌音ちゃんは私より一回り以上年下だ。
けれど、私は「萌音ちゃんが私の姉だったらな」と思う。
“姉は妹をいじめるもの”と思い込んでいたから。
おしゃれイズムでは、姉妹でありながら妹の萌歌さんとお互いに感謝の言葉をかわしていた。
毒姉持ちの私には到底信じられないことだ。
“妹とはバカにしてないがしろにして虐げるもの”と思い込んでいたので。

女優さんにしろ漫画にしろ何にしても、姉妹がいたら、“お姉さん”の方が好きだ。
女優なら上白石萌音さん、広瀬アリスさんなど。
漫画なら、ナミよりロビンちゃん(漫画ワンピース)が好き。

皆、明るくて優しい(時に面白い)“theお姉さん”な存在だな。
我が毒姉と大違い…。

人が恋しくてたまらない幼稚園児時代

幼稚園の時は、すでに次女が私をいじめていた。長女はその頃好きだったが、両親から「長女は勉強があるから、関わらないように。近づかないように」と言われていたので、“姉”だけども距離があった。
なので、幼稚園の1つ上のお姉さん達を追いかけた。私がしつこかったのか、お姉さん達軍団は私から逃げた。私は追いかける。お姉さん達は悲鳴をあげて逃げる。
幼稚園児の私は、逃げられていることは悲しかったけれど、次女にいじめられるよりはマシだと思い、いつも追いかけた。
「私を相手して、私と遊んで、私に優しくして」といつも思っていた。
これを思い出しながら書いてるのだが、自分のこととはいえ、幼い頃の私可哀想だな…。
自分のことながら、不憫になる。

普通親と毒親育ちの差



普通親に愛されて普通に育った人は、人に対してさほど依存したり執着せず、適度な距離で適度な付き合いをする。会話のキャッチボールもうまい。
それに引き換え、毒家族育ちとなると、気に入った人への執着はひどいし、距離感も近くてなれなれしいし、会話も下手すぎる。
私?もちろん私は後者。
今、少しずつ少しずつ練習中。
義母が、人との付き合いが上手いのでそれを見て真似するようにしている。
義母が、本当の母親で私を育ててくれたら、人生が生きやすかったな…。

今の気持ち

1ヶ月後、1年後と常に不安と隣り合わせの人生だった。
今は夫と赤ちゃんと暮らしている。それなりに心配事はあるけれど、ある程度普通の生活には困らない。
それは真面目に働いてくれる&子育てをする夫のおかげ。
贅沢は時々するけど、夫婦揃ってお洋服を買うことは少ないし、ブランド品は興味ないし、比較的倹約家な夫婦だ。
そこに、待望の赤ちゃん!
不妊治療の末の赤ちゃん!
幸せじゃないか~。

過去にとらわれることは非常に多い。後遺症もひどいけど、やっぱり夫婦念願の我が子の存在は励まされる。

独身時代にはとてもじゃないけど買えなかったハーゲンダッツを食べながら記事を書いた。

ちなみに、私はダイエット中なのだ。


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