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寒空のハクモクレン

弥生三月といえば ひな祭り
桃の節句とも言われ、花屋には花桃が多く並べられます。

この時期気になり、目に留まったのはこちらの花木、
ハクモクレン=白木蓮

年の明けた頃は、毛羽立った暖かそうなコートを
しっかり着込むように、蕾はまだ固く閉じています。
じっくりゆっくり寒さを耐え忍び、
寒暖差を乗り越えて蕾は膨らみ、花開いていく。

モクレン、なんと健気で尊いのでしょう…
3月から4月にかけて上向きに花が咲き、
花弁は開ききらないのが特徴です。

白があるなら赤もあるのかと思いきや、
紫木蓮=シモクレン、紫でした。

早春に白い花をさかせるのにコブシもあります。
ハクモクレンと同じような時期に咲きますが、見分け方はこちら。

ハクモクレンの花の大きさが8~10cmに対し、
コブシの花の大きさは4~5cm、花弁が開ききります。

見分けることが出来ると、楽しみも更に増えそうです。

1月10日撮影 まだまだ固そうな蕾
3月7日撮影 ほとんどの蕾は膨らみ、開花し始めました
シモクレン

学名 Magnolia heptapeta
科  モクレン科
属  モクレン属
原産 中国南部
和名 白木蓮


学名 Magnolia quinquepeta
科  モクレン科
属  モクレン属
原産 中国南部
和名 木蓮 紫木蓮

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