前立腺がんだって。なんだよ、それ!#013
2023年4月5日。
さぁ、今回は例の置き薬「リューブロレリン酢酸塩」と飲み薬「ビカルタミド」のあわせ技、1カ月でどのような効果がでているか?が焦点といえる。
とりあえず血液検査でPSAの値を確認し、今後の治療の方向性が決まる。
8時半に採血採尿センターで尿と血液は採取した。検査結果は1時間後である、ドキドキするなぁ・・
いつもどおりの待合室は、やはりいつもどおりの高齢者のラウンジ状態。
壁に寄りかかってやり過ごしていると、10時前に名前が呼ばれた。
「おはようございます。今朝は良い報告が、できます。」
![](https://assets.st-note.com/img/1708469209462-Yolr2QoEkO.jpg?width=1200)
「PSAが、2.020、まで減少しています。これはつまり、今回の治療が有効と」
なんと!
2.020!
3カ月前に77を超える数値をマークしたPSAが1カ月で35分の1!
・・・劇薬、じゃん。
「まぁ、その数値としては、効果があると。比較的・・良く効いてますね。」
本当だ、感動したよ。
「この治療方針で、良さそうです。しばらく継続して、まぁ、いきましょう。」
「渡辺」先生は、いついかなる時も冷静沈着である。ポーカー、強いんだろうなぁ・・
「ただ、これだけ効き目がある、ということは副作用も・・やはりそれなりに」
そうだろう、そうだろう。今ならなんでも受け入れるよ。
「男性ホルモンの産生が非常に減少しています。一般に以前の、そのぉ、100分の1以下、と考えてください。」
「ということは、体質が女性的に、なっていきます。」
?
「太りやすく、なります。」
なるほど・・
「そして、カルシウムが排出しやすくなります。歯や骨からも。」
!
「虫歯や骨折、骨粗鬆症のリスクが、高まります。だからと言って、カルシウムの大量摂取も勧められません、他の病気を誘発します。」
どうすれば?
「まぁ、バランスに気をつけた食事を心がけるのが、ハハッ、あ、失敬、笑い事ではありません、ね。」
ズルッ。吉本新喜劇なら盛大に演者全員がヒックリ返る発言、だね。やればできるじゃん、「渡辺」!
要はホント、バランス良く肉や魚を取れ!ということ、野菜もね、緑黄色。
「で、定期的に骨密度を診ておかないといけません。年1回程度は」
「この11日にやっておきましょう。来れますか?」
もう、やるしかないです。
「では、皮下注射を。今回から3カ月に1回、です。ただ、飲み薬は最大2カ月分しか処方できません。・・ので」
次回診察は5月24日、に決まった。その日に骨密度の結果もいただくことになった。
「では、お大事に。」
なんか、晴れやかな気分だ。
今年も寒い、寒い春だが
少し暖かくなった、な。