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104.歯科矯正を振り返り・これから
最近撮ったレントゲンの説明を受けて、終わりは突然やってきた。
「……だし、……なのでこれで終わりとなりますが、この後はどうしますか?」
え⁈ 来る来ないも、もう個人の選択って…
とりあえず、半年後に様子は見てもらうことにした。
Ⅰ.歯科矯正を始めたきっかけ
いい年になってからの歯科矯正。きっかけは、奥歯の歯根が破折って割れていたことだった。資格のための学校で歯のことも多少学んだから、自分の咬み合わせの悪さ(咬合異常・不正咬合)には認識はあった。だけど、別に困ってなかった。多少早食いの方かなとは思ったけど、それなりに噛めてると思っていたし、堅いものも食べられていた。あー、だけどそれは奥歯が頑張っていたのね。
Ⅱ.私の噛み合わせについて
私の嚙み合わせは“開咬”(Open bite)と言い、前歯が嚙み合わない症状。程度によっては外科的処置(顎の骨を切るって…)も必要。できることなら触れずに済ませたいことだったけど、破折の時かかった歯科の歯科衛生士さんがすごく説明が丁寧でいい方だったから、うん…まず話聞きに行こうかな…と紹介された矯正歯科受診。検査の上、手術なしでいけるとなったので、思い切って治療を開始することにした。
Ⅲ.治療経過他
コロナが流行る前に開始し、途中からはマスク生活とともになり、ここまであっという間だったようにも思う。ワイヤー装置つけて、アンカーってネジ入れて、ゴムをかけて。噛み合わせを作っていくためのゴムかけが、掛け方が変わったり、掛け方に苦労することがあった。せっかく掛けても口を動かした拍子に外れてしまったり…だけど、わりと個室で仕事出来る身だったので、そこは何かと助かっていた。装置を外してからは、リテーナー(マウスピース)を装用しての生活。リテーナーを外す時間が増えてきて(こわごわ…)そして終了。期間的にはこの時期が長い。今後は夜間のリテーナーを週1で良いそう。そこまで来たんだ。
紹介というのもあり、他の歯科で相談することもなく決めたが、最近わが子のため見学した中で、マウスピース矯正というのも知って、自分は対象になったか(子どもは程度がひどくてダメだった)当時知っていたら確認くらいしたかったな。
Ⅳ.原因?半生を振り返って
噛み合わせの原因として挙げられることで、自分の幼少期を思うと口腔習癖はあった。よく「お口チュッチュしてるよー」と親に言われていた。下唇吸い。服の紐部分とかしゃぶっていることもあったので、満たされない子ども時代だったかもしれない笑。単にお口に刺激が欲しかったか。わが子も同様に歯科矯正することになったので、遺伝体質的なものもあるかもしれない。原因結果かわからないけど、高校生の時からよく舌を噛むことがあって、下を向いて寝ているから出た舌を噛んでしまったか、舌が出る癖があったからそうなったか。
Ⅴ.矯正しての変化
これが通常…ということでしょうが、前歯が合わさっていること、あーこれが本来なんだなとしみじみ思う。歯科の先生はよく「麺食べれてますか」って聞いてきた。もともと麺食べるのは好きで不自由はしてなかった(と思う)が、確かに食べやすいというか食べていて楽しくなってきた。あと、肩こりが減るとも言われた。肩こり自体はゼロにはならないけど、前ほどではないかな。だけど、冷え込んだり頑張りすぎたら関係ないね。ヨガに通っていた(コロナ前)時は、講師の先生に顔がすっきりしたとは言われた。ちょっとした美容整形でもあるか。
自分が一番感じたのは、滑舌。決してもとが悪かったわけではない(と思う)。だけど、前舌(舌の先の方)が口蓋(お口の天井)の方に届きやすくなったので、端的に言えば口がよく回るようになった。回転数アップ。巻き舌しやすくなった(学生自体下手で笑われた)。別にマシンガントークしたい人でもないし機会もないけど、必要な時はピンポイントでトーン平坦にして理詰めのライフル射撃のような口撃が出来そうな気はする。そんな事態がないのが一番だけど、限られた時間で伝えられる量は増えたので、勢いで押せる術は前よりついたかも。ほわーんと喋れていた時代が懐かしいかな。矯正以前でも、仕事を始めてからは、前より早口になったねとは言われたことがある。きっと、自分の気持ちを話すトークに対して、決まった情報や事実を伝える発話の方は淀みなく言えるというのはあるかもしれない。
Ⅵ.治療と合わせて行ったらいいこと<☆矯正治療に関わらず>
整形外科でリハビリテーションをするように、矯正治療についても、装置での治療と合わせてMFT(口腔筋機能療法)というお口の筋肉についてのトレーニング方法がある。どこでもやっているわけでなくて、私のかかっていたとこでもその対応はなかった。だけど、後戻り防止含めて、お口の正しい姿勢について意識していることは大事だと思う。授業でかじっていた知識を意識していただけだけど、ちょっと舌が横にいって噛むこと続くなーとかいう時に微妙に修正できていた気がする。
矯正になる人には多いと思うし、そうでなくても「落ちベロ」や「舌低位」ということばがあって、舌が下がっている人や、「お口ぽかん」のお子さんが多い昨今。まず、自分の舌がどういう状態か意識して、姿勢を正すように舌を定位置(「スポット」というポイントがあります)にもっていくことを意識していくことや、その延長で、ちょっとした舌の筋トレ(「ポッピング」とか「タングバキューム」というのがあります)などやってみるのは、お口健康を維持するためにもおススメです。あと、あいうべ体操もね。
※スポット、ポッピング、タングバキュームなどについては、矯正歯科さんのサイトなどで挙げられています。
つくづく、舌って筋肉なんだと思う。インナーマッスル。全身と連動しているように思うこともあります。
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お口周り全般に関しては、しばらく疎遠になる矯正歯科の待合室にあった雑誌も良かったです(さすが!)⤵
落ちベロの筋トレのこと、歯磨き口腔ケアについてのことがアップデートされるようでした。
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あと、お子さんをみてて、お口をすぼめる動きって大事だと、仕事で接せる中でよく感じています。吹く遊び(しゃぼん玉とか、吹き戻しとか)をしても、口角が吹き口にぴったりつかないで隙間のあるような子もいます。
よくテレビでローラがほっぺを膨らました表情をしていたけど、自分を演出することと、ちょっとした隙間でも筋力の維持に努めることと合わせて行っていたような気がする。
チュッとキスをするのも、心と体のケアに有効かもですね、はは歯っ。
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吹くあそびは、お口の動きとともに、息をしっかり出すことで、呼吸の面にもアプローチできて大事。お子さんばかりでなく、高齢者のケアとしても大事。スポーツ吹き矢っというのも、どうなのか興味ありやってみたい。以前、実習に来た学生で、風船を膨らませられない人がいたけど、経験ないと案外むずかしいのかも。
吹くあそびの一つ、吹き戻しの画像を入れようとしたら、今はこんなのがあるのですね。知らなかった…。
しゃぼん玉なんかもそうですが、しっかり口唇の力を使わせようとしたら、奥までくわえないとか、歯で噛まないというのもポイントです。
こんなのもあります。幼稚園でもらったって子もいた。
私はこれで遊ぶ時、必殺技をもっています。へへへ…
なんか後半はAmazonサイトからの引用が続いてしまいましたが、
Amazonアソシエントではありません。
学んだことが、自分の役にたったり、自分の経験(子育ても含めて)が仕事で生かせたり、そんなところで、仕事して生活しています。なんだかんだと、自称INFJの自分としてはいいところに行きついたのかも。
noteで書きまとめる習慣もついきたので、これまで勢いでやってきた仕事のことも整理していけたらなーと思っています。