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ペットとのお別れ~飼い主のメンタルと愛猫へのメッセージ~
愛猫が亡くなった後の飼い主のメンタル体調について
「20歳一緒にお祝いしようね」
シニア期に入った愛猫によくかけていた言葉です
その言葉通り20歳1か月、約束を守るように老衰で愛猫が亡くなりました。最後の瞬間、よく話に聞く「大きく息を吸ってゆっくり心臓が止まる」
まさにそれでした。
亡くなる1週間前ごろから体調不良になり
3日前には水も食事もトイレもせず2023年10月6日13時過ぎに静かに旅立ちました。
最後にかけた言葉は
「愛している、大丈夫だよ」
最後に行かないで、ひとりにしないでと旅立つ愛猫の足かせになるような言葉を吐かなくて本当に良かったと今なら思います。
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愛猫が亡くなってから通勤時、前触れもなく電車内で涙が溢れました。他にも亡くなった日のような青空を見て、スマホに残った大量の写真や動画を見ては泣いて泣いて泣いて毎日泣いていました。
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体に愛猫の形に穴が開いたような
心にぽっかり穴……どころか半身を失ったかのような喪失感。
うまく笑えない
うまくしゃべれない
思考がポジティブでもネガティブでもなく極端に無気力
目に力が入らない
声が出しづらい
仕事中や移動中、涙を我慢するために歯を食いしばりすぎて顎を痛めた上に頬の内側を嚙みすぎていつも血の味がしていました。ろくに食事もとれず、毎日お酒ばかり大量に飲んでも全く酔わない、けれど毎日泣きながら愛猫の仏壇の近くで死んだように眠る。
涙は止まっても喪失感は止められず
毎日、愛猫のもとへ行くことばかり考えていました
どうしたら人に迷惑をかけずに愛猫のもとへ行けるか。ペットロスという言葉では到底補え切れない絶望感。どうしたらまたあの大きくて柔らかくていい香りの愛猫にあえるのかそればかり考えていました。
約1か月そんな状態が続きました
亡くなった翌月に行った健康診断の結果は
色々な不調がみつかり要精密検査、さらに今までなかった不整脈がひどく常に不安に陥る始末。
当たり前ですね。
4か月たった今も泣きながらこの文章を打っています。
最初は亡くなる直前直後の弱ってヨタヨタした姿ばかりでしたが最近になってようやく元気で若々しいくゴロゴロブヒブヒしていた日々を思い出しています。
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幸せな20年でした。本当に幸せでした。
愛猫には私しかいなかったから不満もあったと思います。でも私は本当に幸せでした。
スマホで撮りためた写真はほとんどがカメラ越しに飼い主をまっすぐ見てとてもやさしい顔をしています。
画面越しの私に穏やかな顔を向けてくれる愛猫を心から愛しています。
もちろん今でも誰よりも。
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人によっては数日で新しい犬や猫を迎える方もいますが私は二度と猫は飼いたくありません。
しかしその反面、まだこの先長い人生の中で
私を必要としてくれる動物がいたらその時はまた全力で愛したいそんな矛盾した考えで生きています
愛猫のいない部屋に一人で帰り、仏壇に毎日花をかざり好きだったおやつやごはんをお供えし
いつも使っていた計量カップにぬるま湯を淹れています。
毎日出かけるときはお骨の入った小さなカプセルと写真を入れて私はまたいつものように仕事に行きます。
私が愛猫のもとに行くのはもうちょっとだけ先みたいなのでいまは何とか頑張って生きています。
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