見出し画像

ペットとのお別れの後 陸海空

先に投稿いたしました記事の後、短い期間ですがしばらく旅に出ました

四十九日を迎える日「四十九日で成仏するらしいから私も空にいくか」と安直な考えですぐに飛行機のチケットを購入

東京から九州、飛行機にもっていく手荷物の中にはいつも持ち歩いている愛猫の骨の入ったミニカプセルと粉砕したお骨を少々。

羽田から飛び立つ


ついた大分県でなじみの温泉宿に泊まり可愛い看板犬にはガン無視され塩対応を受けつつ温泉を満喫

かわいこちゃん


紅葉がきれいでもってきたお骨に見せ、まるで二人で旅をしているような気持ちでした。
本当に一緒についてきているような感じすらしましたので一人旅でも全然さみしくありませんでした。


紅葉と湯布院温泉


そして翌日には大分在中の友人ご夫婦と食事を楽しんだ後「空も行ったし、次は海でもいくか」
これまた安直な考えで愛猫と海に向かいます。

海岸から見るだけじゃつまらないから、いっそのことフェリーで一晩行こうぜ!と異様な行動力を発揮
大分港から兵庫県にむかうフェリーさんふらわあに乗り込みます。

さんふらわぁ〜♪さんふら〜わぁ〜♪
「さんふらわぁ」


変にハイテンションになり、夕飯も朝ごはんもついているのに近くのスーパーで地魚もりもりのりゅうきゅう丼とぶりの握り寿司、そして銀色のやつを購入。後に大後悔(海だけに)


スーパーの寿司でもたまげる美味さ

本当は穏やかな瀬戸内海に散骨を考えていましたが、愛猫とお別れしてから2か月もたたないうちにまた別れるなんて気が狂うわ!と思いやめました。

あと猫って水嫌いだしね。

水は嫌いでぬるま湯が好きな愛猫

瀬戸大橋、明石大橋を海から見上げ
心地よい夜風、満天の星空、夜中ずっとデッキにいるおじさん、全然映らないテレビ、暑すぎるエアコンを楽しみながら船旅を満喫しました

大橋1
大橋2
現在位置が海の上っていうのがナウい


「兵庫県に行ったら宝塚だろ」ということで、ぎりぎり取れたチケット色々騒動があった為休演
兵庫県について全く知識がなく(海辺でデートするイメージしかない)とりあえず団子とチーズケーキでも食べるか!と大阪へ向かいました

これが大失敗
インバウンドだらけで平日なのに激混み、どこに行くにも人、人、人…本当は関西でどこかホテルを取っても一泊と考えていましたが、ホテルも全て埋まっているからとんでもない高価格。

大阪駅構内での出来立てのみたらし団子を食いながら様子を見るも、この混雑は一向に落ち着く気配もない。しかも愛猫を連れている気満々なので子育て中の熊くらい気が立っている私。アシリパさんでも太刀打ちできない位の荒ぶるカムイでございます。

出来立てのリクローおじさんのチーズケーキのぬくもりを片手に、葬儀に来てくれたり心遣いをしてくれた方々へのお土産を購入。いつの間にかキャリーケースがパンパンに。
「そろそろかえるか愛猫よ」

おじさん…!

「空と海と来たから次は陸だな」
そう愛猫に話しかけ平日の昼、ガラガラの新幹線で帰路につきました


化粧品の詰め替えジャーを活用

四十九日に魂が空に行くって言われたから一番近くの空に行けたし、一緒に海なんて絶対に行けなかったらうれしかったし、新幹線でたくさんの景色を見ながら移動できました

はたから見たらちょっと気持ちが悪いかもしれませんが満足しました
いい旅でした

おまけ

愛猫を失ってすぐにどうにか心を落ち着かせる方法はないかと色々調べましたところ宗教・地域によって様々な弔い方がありました。
共通して感じたのは
「弔うというすべての行為は残された人の心の整理を目的としている」んじゃないかなということ。
あくまで私の感想だけど心を整えるための行為なんじゃあないかなと思いました。
うんそんな感じ
いい旅でした

大分空港のカボスビール大変美味しいです






いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集