![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128915970/rectangle_large_type_2_27e2346e8cad25d784cda373a74556df.png?width=1200)
どうする、「三単現のS」!?
未だに不明の文法「三単現のS」②
中学校の英語でつまづいたのが、未だにわ
からない「三単現のS」という規則なので
す。これは、恐らく多くの日本人が最初に
出会う文法の鬼門(きもん)ではないで
しょうか。
●ところが、この「三単現のS」の何たるか
をきちんと説明できる人は、一体どれ位
いるのか疑問に思われます。それもその
はずで、中学校当時、生徒が英語教師から
きちんと説明を、受けたことがないから
です。こんな大切な規則なのに、先生は
「三人称の単数の一般動詞には、"S"をつけ
るのを忘れるなよ」と注意するだけで済ま
そうとされるのです。
もっと気楽にやればいい英語学習
●せめて、英顔の基本的な構造や意味など
を、簡単に教えてくれれば、もっとよかっ
たと悔やまれてなりません。
●要は、この「三単現のS」は、だれにも
よくわからないというのが答えのようです。
なぜなら、英語と一口にいっても世界の
様々な国の英語があります。例えば、アメ
リカ英語、イギリス英語、スコットランド
英語、オーストラリア英語、ニュージー
ランド英語、カナダ英語、その他の地域
英語などで、長い歴史の中で多様な言語
活動を通じて、その国や地域に合った言語
文法が形成され、フェコミュニケーション
がなされきた歴史があるからです。
●このような状況下で、この「三単現のS」
は、どのような経過からそうなったのか、
だれも明確に説明できないのでしょう。
例えば、ある国では、人称による定義は
なく、どれにも"S"がつかなかったり、逆
にどれにもついたりしたそうです。また、
主語が単数か複数であったときに、"S"が
ついたりつかなかったりして、非常に恣意
的な用法が残っているそうです。
もっと気楽に付き合おう「三単現のS」
●時間をかけて練習さえすれば、こんな
「三単現のS」は、簡単に習得できるので、
何も気にすることはないでしょう。最も
ポピュラーな "love"などの単語でさえ、
ついつ数百年前までは以下の表のように、
「三単現のS」のような現象は、まったく
なかったようです。
(単数) (複数)
一人称 lufie lufiap
二人称 lufuast lufilap
三人称 liufap lufiap
●こんな事情がわかれば、「なあーんだ、
そんなことなら気にする必要はないんだ」
と、もっと気楽に考えればいいだけのこと
です。しかしながら、先生はテストで生徒
の答案の動詞の語尾に”S”を書き忘れただけ
で、マイナス1点にすることがよくある
ので、本当に馬鹿げていると思いませんか。
![](https://assets.st-note.com/img/1706326762021-ikqWAU1djU.jpg)
●ところで、上のリストにある動詞ですが、
laugh, drink, sleelp, put, stab, bid, seem,
run, give, chace, close, judge, breathe,
mix, fix, teach, push
などに "s" の "es" のどちらをつけければ、
正解のかわかるでしょうか。これがわかる
ような人は、もうハイレベルですね。
アナミズ (2024.01.27)