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100倍、身につく国語力(271) 映像篇

❤小~高校生と、母親向けのレッスン 
 (1年間で国語力の悩みが解決できる!)
 
 <映画の活用法>
 
 日本語教育での映像機器の
     効果的な使用法 ①

 
 現社会は、スマホとパソコンがあり、
以前とは比べようもないほどインフラ
が整備されています。そのおかげで、
地上波よりより自由度の高いYouTube
やNetflixが圧倒的に便利になっていま
す。そういった利便性の高い映像機器
がありがら、日本人はその機能を十分
に活用していないようです。
 
 例えば、日本人の語学力が相変わら
ず低水準に留まっているのは、一体
どのように考えればいいのでしょう
か。これは少し皮肉っぽいかも知れ
ませんが、いつでもそこでもスマホで
手軽に見られるため、逆に真剣さが薄
れて、人間の記憶に頼ることをしない
せいかも知れません。

ネットのイラストより転載


 例えば、毎日ネットでは、数え切れ
ない程の映画が放映されますが、視聴
者は、どのように対応しているので
しょうか。私ども老夫婦の場合、同居
している娘夫婦の勧めで、映画見放題
の Netflix(ネットフリックス、) の
ファミリー会員に登録してもらい、
毎晩のように夢中になって見始めた
ばかりです。しかし、そのうちシリー
ズ物のドラマは、非常に長い時間、
拘束されることが逆に負担になり、
半年ほど過ぎると、ほとんど見なく
なりました。


ネットのイラストより転載

  その経験を通じて、一つのことに気
がつきました。それは映画の中にはあら
ゆる場面が入っているので、学習者が
いかにもそのシーンにいるようにシュミ
レーションをすることが可能となると
いうことです。これは、まるで映画鑑賞
がゲームに参加しているような感覚に
なります。。

 いわゆる疑似体験(バーチャル・
リアリティー)ということで、これは
学習者にとって非常に大切な学習経験
になります。特に、最近はメディア
技術の著しい発展に伴い、コンピュー
タの中ではゲーム感覚でシュミレー
ションができるようになりました。

 しかし、日本語教師はまだコンピュ
ータの便利さを十分に理解できないと
すれば、あい変わらずビデオテープに
頼らざるを得なくなるので、まずその
点について考えてみることにします。
 
1.  ビデオ映画に対する基本的な
  考え方

 
①   ビデオを使用の基本方針
  日本語の授業でビデオ映画をしば
しば見せることは、基本的にカリキュ
ラム上の大きな制限があります。そこ
で、ビデオ映画はやはり教師が5~10
分程度のプレゼンテーションでテープ
を作成し、学習者は必要に応じて授業
後に視聴覚室か自宅で貸し出しビデオ
を見せて全体を理解するという以外に
方法がありません。
 
 ビデオでは教の一斉授業で見る機会
がかなり限定されてしまうので、教師
は学習者が必要に応じて、視聴できる
ように、図書室か視聴覚室に授業に
関係のあるビデオ映画のカタログと
映画のオリジナル版を揃えておくと
いいでしょう。
 
 つまり、これからは教室で映画を
見るのではなく、学習者各自が自主
的に映画を視聴できるようにソフト
を充実させるということが大切に
なります。これは、かなり以前に考
たこビデオの利用法ですが、今、
それについて振り返ってみたいと思
います。
 
②   ビデオテープの効果的な
  利用法

 もし、教師が一クラス全員の学習
者に同じビデオを見せようとすると、
学校の貸し出し用ビデオには限度が
あり、これも現実的な話ではなく
なります。そこで、まず考えなけれ
ばならないのは、ビデオにはどうし
ても限界があるため、発想の転換が
必要になるということです。その改
善策の一つは、視聴覚室で教師の
マスターテープから各学習者用に
ダビングして、それを学習者に渡し
て個人的に自由に映画の中から気づ
いた点をノートに記録させるという
方法があります。

ネットのイラストより転載

 ところで、「読書ノート」という
のは聞いたことがあるが、「テレビ
映画ノート」というのはまだ聞いた
ことはないと思います。これは、
私が外国人留学生に実際やってみた
方法で、彼らがかなり意欲的に日本
語学習に取り組んだという経験が
あるので、この「テレビ映画ノート」
を一度試してみるのはどうでしょう
か。
 
 ❤ビデオはもうすっかり時代
  遅れになろうとしています。
  現にビデオレンタル店は、
  ほとんど姿を消しています。
  なぜなら、ネットのインフラ
  がこれほど進むと、多くの
  は、もうビデオをわざわさ
  レンタルしなくてもいいから
  です。

  アナミズ (2024.11.09)
 

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