100倍、身につく国語力(179)話しコトバ篇
❤小～高校生と、母親向けのレッスン
(1年間で国語力の悩みが解決できる!)
話しコトバの言い方
「話しコトバ」と「書きコトバ」
の関係 (9)
＜『話しコトバ辞典』への提案＞
みなさん中には、「話しコトバ」の
語彙や使い方を指摘され、改めて日本
語に対して認識を深められたのでは
ないでしょうか。とは言え、ほとんど
の方は腑に落ちないだろうと推察され
ますが、それは決してみなさんの責任
ではないので、何も心配なさる必要が
ないと思います。
なぜなら、日本語の「話しコトバ」と
「書きコトバ」について、日本の学校
教育、特に国語の時間に基本的な違い
さえ十分に教えられていないために、
成人になってもそれが理解ができない
のは当然ではないでしょうか。
例えば、小学校から高校までの国語
の教科書を紐解いてみても、「話しコト
バ」と「書きコトバ」に関して一定の
説明があり、その法則が習得できるよう
な練習の内容は、ほとんど記載されと
いうのが現状なのです。その結果とし
て、生徒は「書き方」の項目の中に、
断片的に説明されるだけで、「話しコト
バ」の語彙、品詞、文法、用例などを
まとめて、新たに学習する項目として
設けるべきだと思います。
日本人として、一度(ひとたび)社会に
出れば、多くの人がその現実に直面し
て戸惑うばかりですが、だれもその
ことに真正面から対処しようとはしま
せん。成人の多くの日本語が乱れて
いるのは、ここにも一つの要因がある
と思われます。
＜「話しコトバ」辞典の必要性＞
「話しコトバ」に関して、大学生の
反応は意外と思われるほど認識度は低い
し、これまで全く意識さえしていない
という場合がほとんどです。最も困る
のは、学生の中には「話しコトバ」と
「書きコトバ」は、どちらも同列だと
考えているため、ほとんど区別さえも
できないというのが現実の姿なのです。
本ブログで「話しコトバ」について
書く動機となったのは、可能な限り、
「話しコトバ」の辞書をまとめる必要
性を痛感したからです。なぜなら、私
は児童・生徒から大学生に至るまで、
いろいろな作文例を添削してきた経験
から、彼らが「話しコトバ」の何たる
かを知らないまま放置されているのは、
必要とされる言語能力に警鐘が鳴らされ
ていると考えたからに他なりません。
つまり、日本人として普段、何気なく
話している日本語は、文章を書く段階に
なると、「話しコトバ」の混入した文章
となり、いかに「書きコトバ」の品格や
体裁を損なうかを知るべきではないかと
いうことになります。
本ブログは、そういう意味ではまだ
用例集的な性格の内容に留まっており、
「辞書」と称されるには役不足は否め
ませんが、敢えて、「小辞書」の名を
目標として、将来に向けて本格的な
『話しコトバ辞典』への完成につなが
るため、その先駆的な役目を果たす
ことが可能でなないかのと考えていま
す。
❤「話しコトバ辞典」に向けて
可能性はあるとしても、それを
実現するには、遠い道のりが
あると思われます。もしこの
私のnote への投稿を目にした
どなたかが、追求を志さして
くだｓれば、望外の喜びです。
アナミズ (2024.08.08)
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