1990年7月28日(土)
【サンピアン:四谷 謙詞・真田 美和・森 瑠美・林 真一郎・山村 静香・扇 開次・木下 真子】
「天気良くて良かったねー」
「絶好のプール日和〜!」
プールサイドのチェアーに座っている四谷 謙詞が口にした言葉に真田 美和が続ける。ここは熊大黒髪キャンパスから国道57号線に出て、熊本インターへ向かう道の途中にあるプール『サンピアン』。多くの種類のプールがあり、たくさんの人が来場している。金曜日の罠解除士鍛錬場で、いつものごとく真田がどこかに行きたいという話になり、本日はサンピアンに来たのである。今までは1期生だけで出かけていたのだが、今回は金曜日にたまたま一緒に鍛錬をしていた2期生の山村 静香、扇 開次、木下 真子も一緒に参加している。
「1期生の皆さんはこうやって一緒に遊びに行ったりするんですね。ちょっと羨ましいです」
プールサイドに一緒に座っている森 瑠美に木下が声をかける。
「そうね。定期的にいろんなところに出かけるかな。でも1期生の皆さんって括りにするといつも1人足りないけどね」
ペットボトルのスポーツドリンクを口にしながら森はこう答えた。