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【人は話し方が9割】支援センターへ行ってコミュニケーション能力について考えたハナシ

私は人と話すのが好きだ。…と思う。

ムスコが産まれてすぐの頃、人と話すのが好きだとは胸を張って言えなくなってしまった。
そんな私にも、初めての”1番のママ友”ができた。

支援センターデビュー

結婚を機に初めて地元を離れた。近くに知っている人はいない。

私もムスコも人との関わりが欲しくて、支援センターを探した。どんな感じなんだろう。まあでもムスコがいるし。ムスコのために行くんだし〜というメンタルで、近所にあるこじんまりとした支援センターに行ってみることにした。

当時はコロナの影響もあって、同じ時間に遊べるのは私たちを含めて3組の親子のみ。先生は、併設している保育園でも保育をしているようで少し覗きに来てくれるという感じだった。

到着すると、先に2組の親子が遊んでいた。
わあ、ドキドキする。これは話しかけるべきなのか?部屋もこじんまりしているし、話さない訳にもいかないよなあ…。

いやいや、ほんとはめちゃめちゃ大人と話したいんだけど…緊張する!

「こんにちは〜」
まずは挨拶をしてみると、
「お子さんおいくつですか?お名前なんですか?」
と相手の方からたくさん話しかけてくれた。

うれしい!!!

何を話したか忘れてしまったけど、とにかく私の大人と話したい欲はたっぷり満たされたし、他のおすすめの支援センターまで教えてもらった。
何より楽しかった。

ムスコもいろいろな玩具に触れて、そばにお友達もいてたくさん刺激を受けたのかぐっすりとお昼寝をした。


2つ目の支援センター

支援センターデビューを思いの外楽しむことがでた私は、教えていただいたもう一つの支援センターへ行ってみることにした。こちらは部屋も大きく、10組以上の親子がいる。玩具もたくさんあって、1つ目の支援センターに比べて時間もたっぷり遊べる。

すでに常連さんぽいママたちがグループになって仲良く話している。私たちも入れるのかしら。

また挨拶から始まり当たり障りない会話を少ししたが、上手く続けられない。何を話そうか考えすぎてしまってスラスラ言葉が出てこない。子どもの動きに合わせて母たちも動いていくため、そのままなんとなく周りに誰もいなくなってしまった。
人見知り期真っ盛りのムスコと一緒に、仲良く急に人見知りになってしまい寂しくなってきた。


ママさんたちと上手く話せない…

でもやっぱりムスコにも刺激が欲しいし、自宅で過ごしているだけでは友達との関わりも生まれない。支援センターに通うのが良いよな〜。

また、まあでもムスコがいるし。ムスコのために行くんだし〜のメンタルで支援センターへしばらく通うことにした。

何度か通ってみるが、やはりママさんたちといまいち会話が盛り上がらない。子どもの月齢や名前を聞いて少しお話をして、を繰り返す感じ。ふわふわとしている。

あれ。私、今までどうやって友達と話してたっけ。急に分からなくなった。

ムスコはお友達がいる環境で、目新しい玩具で遊ぶことができるし、それでもいいんだけどね。
でもなんか、これが大変でさ〜こんな時どうしてる?とかさらっと話したいな。このNetflix見た?まで盛り上がれちゃったら最高なんだけどな。

ちょっだけと悶々とした気持ちを抱えながらも支援センターへ行っていた。


コミュニケーション上手なママさん

そんな状況でも何度も通っていると顔見知りができてくる。あ、今日もいるね、という感じでなんとなく顔を合わせるだけで安心感が出てきた。

ママさんの中にとてもコミュニケーション上手な人を見つけた。どのママさんとも、前からずっと友達だったんじゃないかと思うくらい楽しそうに話している。私ともたくさん話をしてくれた。

ママさんは、まず自分のことを隠さずおおっぴらに話してくれるので、安心して会話をすることができる。相手のこともさりげなく聞いている。コミュニケーション上手だな〜。


人は話し方が9割

コミュニケーション上手、憧れるな〜。
いろんなことを思いながら、ふらっと本屋によると人は話し方が9割という本を見つけた。

おっ!タイトルはまさに今の私が求めていることにぴったり。
話し方、教えて下さい。迷わず買ってしまった。


話し方において一番大切なことは、「聞くこと」である。人は誰しも自分に関心を持ってほしい、他人に認めてほしいと感じている。相手の自己重要感を高めるためには「聞き方」をマスターすること。そして、人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる。

なに〜っ!結局のところ、大切なのは聞く力の方なのか。
でも、まさに支援センターで出会ったコミュニケーション上手なママさんそのものだった。

次は隣にあった人は聞き方が9割も読んでみたい。こちらには何が書いてあるんだろう。


初めての”1番のママ友”

この本を読んだおかげなのか、猫をかぶっていた私の化けの皮が剥がれただけなのかは分からないけど「うちら一番仲良いママ友だよね(笑)」なんて、高校生のようなノリで言い合えるような友達ができた。

職業も年齢も出身地も何もかも違うのだが、どこか似ているところがあって
スーパーポジティブな彼女のおかげで新しい世界を切り開いている気がする。育休ライフがガラッと変わった。

こうやって他のママ友とも話せば良いんだ!という気持ちにせてくれて、変に身構えることがなくなった。支援センターの他のママさんとも楽しく会話ができるようになって、私自身とても満たされている。

大人になってからこういう存在ができることに感謝して、今日もゲラゲラと笑いながら冗談を言い合っている。

人との出会いは、本当に財産だと思う。
何が言いたいかってコミュニケーション能力って人生においての財産を作れる力なんだと思う。

…という壮大な締めくくりになってしまったけど(笑)新しい友達ができるって嬉しいなという話でした。
やっぱり人と話すのが好きかも。


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