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保育者の目線でちょっとだけ子どもの発語を促す方法を考える

ムスコは先日、2歳の誕生日を迎えました。
人見知りでシャイなところがあるのですが、とてもよく喋ります。
確かに言われてみれば発語が早く、出かけ先ではお喋り上手だねと言ってもらえることが多くありました。どうやって教えたの?と聞かれることも。

そういえばこんなことが発語に繋がっていたかも!という、保育者の目線でちょっとだけ発語を促すポイントを考えていきたいと思います。


発語を促すほんのちょっとしたポイント



・たくさん話し掛ける

まずは難しく考えず、家族や友達に話すような感覚で話し掛けます。
例えば「今日は寒いね」「お昼ご飯、何にしようか」「綺麗な花だね」など、その場に合った具体的な話をします。

初めのうちは反応がないかもしれませんが、気にせず言葉のシャワーを浴びせるつもりでいきましょう。我が家では「いたっ!ママ足ぶつけた!」なんてこともしょっちゅう言っています(笑)

目線を合わせて話すこともオススメです。子どもはママやパパの表情を見て安心することができますし、こちらもちょっとした反応に気付くことができて嬉しくなり、もっと話し掛けたくなるかもしれません。自然と会話のキャッチボールが生まれますね。


・絵本を読む

絵本のストーリー通りに完璧に読む必要はありません。絵本をめくることを一緒に楽しむのもいいと思いますし、挿し絵を指差しながら「うさぎちゃんいたね」なんて話すのもいいと思います。反応がいいものを繰り返し読むことで、いつのまにか覚えていることもあります。
いろいろな絵本を手に取ってみて子どもの興味を探ってみるのも楽しいと思います。

絵本を読むことの良さについては、きっとご存知の方がほとんどですよね。

我が家は図書館でよく絵本を借りているのですが、返却棚も見るようにしています。趣味がバッチリ合う時もあれば、えっ!こんな絵本もあるの!と新たな出会いがあることもあって面白いです。


・話を聞く、共感する

発語を促そうとしてるのに、話を聞くってなに?という感じですよね(笑)でも、実は1番大切な気がしています。私たちも「うんうん、そうだよね〜」と聞いてもらえるともっと話したくなりませんか?

まだ上手く言葉が出なくても、目線が向いている、指差しをしている、喃語を話しているなど何かを伝えようとしている姿がきっとあると思います。

「〇〇だったね」「そっか、○○なんだ」と大好きなママやパパに気付いてもらい、代弁してもらうことで分かってもらえた!という安心感が生まれ、自分を出すことができます。

ここで大切にしたいのは、押し付けないこと。
代弁し、共感するとはいってもあくまでも子どもの思いを大事にすることを忘れずにいたいです。

分かった分かった!こうでしょ?
と先回りするよりも
へ〜そうなんだね、分かるよ。
と受け止めるスタンスを大事にしたい思います。


まだまだ他にもありますが、今回はすぐにできる簡単な3つのポイントをご紹介してみました。

最後に伝えたいこと

ここまで書いてきたのですが
発語が早い方がいい、ということを言いたい訳ではないことをお伝えしたいと思います。

成長していく姿は何よりも嬉しいですよね。でもこの時期は特に個人差が大きいですし、子どもにとって大切なことは発語の早さだけではないかなと思います。言葉だけに縛られることなく、親子のやりとりを楽しんでもらえたらなと思います。

ムスコもいろんなことを話してくれますが、文法だってめちゃくちゃだし、言葉の言い間違いもあります。語尾がおかしくて、なんか偉そうだな〜ってつっこんでみたりすることもあります。
でも、そんな不完全で可愛い話し方してくれるのは今だけ!と思いっきり楽しんでいます(笑)


そんなことを言っている人もいたな〜という程度に、ちょっぴりなにかのヒントにしていただけたら嬉しいです。

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