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我慢

「今の人は我慢が足りない」とか言われますよね。
ひきこもりでいると、「仕事するには我慢が必要なんだ」と言われたりします。
嫌なものは嫌なんだよなあと思いながら、そういう話を聞くわけです。

そもそも我慢ができないというのは、そんなに悪いことなのかと考えるんですよ。
我慢せずに嫌なことを嫌といえるのは、素直で自分の意志が強いという見方もできます。

そもそもですけど、ただ単に嫌なことを耐え忍ぶというのは、ほとんどの人ができないのではないかと思います。

我慢ができるというのは、その先にある大きな目標のためにきついことを耐え忍ぶのであって、ただ単にやりたくないことをやるというのとは違うのではないかと思うんですよね。

お金や出世、贅沢な生活、将来の安心など何でも良いんですけど、それらが先にあるから仕事で我慢している人が多いんじゃないでしょうか。

そして、「我慢」の元々の意味は、仏教用語で、自分が偉いと他を侮ることといった意味があるみたいです。
つまり「我」が「慢」心するといった意味で、「我慢」を使っていたらしいですね。

なので「我慢しろ」といってくる人ほど、「我慢」している人なのではないでしょうか。
だからこそ、「我慢」を押し付けてくるのかもしれません。

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