大人が苦味を求める理由
『誰かの心を感動させる絵を描く』ことを目標に絵を描く青りんごです。
今回はスタバのカモミールティーラテを飲んだ時に思った話です。
この間、スタバのカモミールティーラテを飲みました。
私はカモミールの薄荷のあの独特の辛味と後からやってくる苦味が苦手なんですが、なぜか飲んでみたくなって次にスタバに行く機会があったら飲んでみようと思っていました。
その機会はわりとすぐに訪れました。
外出先で偶然スタバを見つけて、カモミールティーラテのことを思い出して入店。
席取り代わりにコートと文庫本を置いてカウンターへと向かい、メニューを噛まないようにとドキドキしながら注文をしました。(結局噛んだ)
「ほほう、これがカモミールティーラテか」とマグカップに並々注がれたふわふわのフォームミルクをこぼさないように席へと向かいました。
フォームミルクでラテの位置が見えないので恐る恐る一口飲みました。
第一印象は「…は、歯磨き粉の味がする!」でした。
ミルクである程度は中和されているものの、そこはやっぱりカモミール。
薄荷感が強くて後からくる苦味。
最初は「飲めないかも…」と心配しましたが、少しずつ飲んでいくと慣れてきて、だんだんおいしいと思えるようになりました。
苦手と思っていたことが受け入れられるようになるこの感覚がなにかに似てると思い始めました。
しばらく考えていると、砂糖とミルクがあってもコーヒーが飲めなかったコーヒーがブラックで飲めるようになった時だと思い出しました。
そんな人間が今ではコーヒー豆を買ってきてドリップ式で淹れたコーヒーを飲むまでになったので不思議なものです。
思えば、タバコやアルコールといた酒肴品やマーマレードジャムなど大人が好む食べ物はなぜ苦いものが多いのか疑問でした。
そもそも人はどうしてわざわざ苦いものを口にするのか理解できませんでした。
だけど、私がブラックコーヒーを好んで飲むようになったり、苦手だったカモミールティーが飲みたいと思うようになってなんとなくわかってきました。
体の中にある老廃物を排出させたり、鎮静効果があると言われている苦味。
カモミールにもリラックス効果があるハーブと言われています。
苦味を摂取することでなにかをリセットさせたいような吐き出せたいような、年末の年忘れにゆっくり飲みながら今年1年のことを振り返ろうと思います。
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