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【カレンダー作成への道】表紙/キウイのパブロヴァ
こんにちは!
12月分まで撮り終わってほっとするわけにはいかないカレンダー作成。そう、大事な表紙が残っている!
今日は表紙の撮影について書きたいと思います✍️
長くなってしまったのですが、最後に実際のカレンダーの表紙の写真も載せたのでぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!✨️
《カレンダー作成への道とは》
お菓子作りと写真を組み合わせた取り組みとして、季節のお菓子の写真を入れた2025年のカレンダーを作成して年末に販売したいと思っています!そのために毎月その季節に合ったお菓子を作って撮影しています。
かわいいカレンダーができるように頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします✊✨
カレンダー作成についての記事一覧はこちら
表紙は何のお菓子にするべきか
大事な表紙を飾る写真を何のお菓子にするか悩みました。表紙はどの季節でも食べることができるお菓子として、「焼き菓子」か「オールシーズン入手できるフルーツを使うお菓子」の二択。そこで後者を選ぶことにしました。
理由は単純で、やはり茶色い焼き菓子よりは、フルーツを使うお菓子のほうが表紙を飾る華やかさがあると思ったためです。
オールシーズン手に入るフルーツというのは、私の中ではバナナとキウイしか思いつかず、バナナよりキウイのほうが写真映えしそうという安直な理由で選びました🥝
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表紙の裏テーマ1:白×緑
表紙の写真は白背景にキウイのグリーンが映えるようにしました。
私が昨年お世話になったフード撮影のスクール、FDLのテーマカラーも白×グリーンかなと思っていて(Instagramアカウントのアイコンの写真も白と緑だし、毎週のZoomで使われるスライドも白と緑が基調に使われていた)、FDLに感謝の意味もこめて表紙もこの配色にしました🌿 また私自身もこの配色が爽やかでとても好きです。
表紙の裏テーマ2:キウイブラザーズと夫
夫がゼスプリキウイブラザーズを愛しており、フィギュア付きキウイが発売されるとすかさず買ってくるほどです(10個以上のキウイが入っているパックの中に1つフィギュアがついてくる)。
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(私は泣いてるのと寝てるのが特に好き)
夫はブラザーズ好きなだけでキウイは好きではない(すっぱいもの全般が苦手)うえに私はキウイを食べるとおなかが痛くなってしまう体質のため食べられず、買ってきてしばらくは夫がすっぱくて苦しそうな顔をしながらキウイを食べる日々が続きます。
ブラザーズを集めるためにそんな苦難(?)を乗り越え、またカレンダー作りをずっと応援してくれて、私がひたすら作り続けるお菓子を消費してくれた夫に敬意を表してのキウイスイーツというわけです🥝
キウイのパブロヴァ
「パブロヴァ」という聞き慣れないお菓子の名前ですが、メレンゲを乾燥焼きさせたもののうえにクリームとフルーツをのせたお菓子です。これを作ろうと思ったきっかけなどについて書きたいと思います。
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菓子四季録
何度かこのnoteにも書いているかもしれないのですが(書いた端から自分が何書いたか忘れてしまう…😂)、私はお菓子研究家の福田淳子先生が大好きです。淳子先生が書いている「菓子四季録」という季節のお菓子を紹介するnoteのマガジンがあるのですが、それがとっても面白くて。
イラストレーターの澤田清佳さんと「同じお菓子を、別の視点から」記事にしているのも面白いところ。お二人ともとっても文章がうまくて、特に淳子先生の記事を読んでいると、「作ってみたいな~」ではなく「これは今、私が作らねば」という使命感に駆られるほど、作ってみたい&味わってみたい、という気持ちにさせられます(ただ今年はなかなかタイミングが合わなかったので、来年は全制覇する勢いで作りたい…!)。
キウイのパブロヴァはこの菓子四季録の中に出てくるお菓子です。澤田さんの書かれている「クリームとメレンゲの境界」の「ふしゅわぁん」という食感がどんなものか気になりすぎて、これは自分で作ってみるしかないと思いました。
淳子先生の記事(レシピも載っています)▼
澤田さんの記事▼
メレンゲというお菓子
メレンゲといえば、「クッキー缶の中に必ず入っている、タージマハルの屋根みたいな玉ねぎ形をした白くて甘いポリポリしたお菓子」というのが私の長年のイメージでした。バターを使ったクッキーに当然魅力・味とともにかなうはずもなく、お菓子があればハイエナのように寄っていく私たち兄弟でもメレンゲは最後まで食べないような、人気のないお菓子でした。
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(画像はWikipediaから拝借しました)
ところが最近焼き菓子屋さんなどでも頻繁にメレンゲのお菓子を目にするようになりました。それらは昔食べたタージマハルとは違って儚げな食感を有しており、食感はすぐに溶けてなくなるものの味の余韻はいつまでも続くような、不思議なお菓子だと感じました。
こないだ菓子屋シノノメに行った際も、気づいたら苺のメレンゲを買っている自分にびっくりしました。昔は敬遠していたはずなのに、いつのまにか自分で求めに行ってている。
つくるのイートンメス
私のメレンゲに対するイメージを大きく変えたのは、私が大好きなお菓子屋さん、京都の「お菓子つくる」さんの存在が大きいなと思います。
つくるさんの「イートンメス」というお菓子が大好きで、こないだもおいものイートンメスを食べました🍠 イートンメスはメレンゲとクリーム、フルーツなどを重ね合わせたお菓子のことです。
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つくるさんのお店のメレンゲはわりとしっかりした食感です。イートンメスはメレンゲ以外にもクリームやアイスなどさまざまな食感が楽しめて、とにかくおいしすぎるので京都にお越しの際はぜひ。語ると長くなってしまいどんどん大筋からそれてしまうのでこの辺にしておきますが、とにかくメレンゲというお菓子がおいしいのを伝えたかったということです。
パブロヴァを作る
さて、メレンゲのお菓子といえば低温でじっくりと乾燥させるイメージ。作ろうと決めて、いったいどのくらい焼けばいいのかしらとレシピを見たところ仰天しました。なんとメレンゲの焼き時間3時間。
3時間もフルで稼働させたら、私が自らの就職祝い(8年前くらい)に買ったこのオーブンも天に召されるのではないかとハラハラしたのですが、結論からいうとまったくそんなことはなく今も元気です。このオーブンの最大焼き時間は90分であるということを初めて知りました。そんなわけで120℃で180分。
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押すようにしてラフに形を作る
焼くと少しだけ広がり、ちょっと高さが低くなりました。
仕上げと撮影
焼いたメレンゲに、生クリームに水切りヨーグルトとオレンジリキュールを加えた爽やかな無糖クリーム、そして水気を切ったキウイをオン。ミントも忘れずに添えて。
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「時間が経つとメレンゲとクリームがなじんで食感が変わってしまうので、作ったらなるべく早めにいただきましょう」と書いてあったので、撮影もなるべくスピーディーにすることを意識しました。
ただいつもInstagram用に正方形か縦長をメインに撮るので、横長の写真の配置が難しかったです。
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いざ実食
撮影用にカットしたものをさっそく食べたのですが、メレンゲの「サクッ」と、クリームの「ふわっ」と、キウイの「じゅわっ」が見事にマッチしており、新感覚の食感でした。これはおいしすぎる…🥹✨️✨️
メレンゲがしっかり甘いので、クリームが無糖でも、キウイがかなりすっぱくても、むしろ口の中でちょうどいい甘さに調整されるのが心地よかったです。ミントも飾りとしてだけではなく、一緒に食べると爽やかでとてもよかったです。
そして何よりメレンゲは羽のように軽く、クリームは雲のように軽く、キウイはほぼ水分なので、実質0キロカロリーなのもうれしいところ👌(?)
前述したように、私はキウイを食べるとおなかが痛くなってしまう体質なので食べてからはしばらく横になったまま動けませんでしたが、その痛みを凌駕するほどのおいしさでした(私と同じようにキウイでおなかが痛くなる人は真似しないでください)。
焼く時間は長いですが、作業としてはメレンゲと生クリームを泡立てるだけで、キウイも切るだけなので楽です。夫がまたキウイブラザーズ目当てでキウイをたくさん買ってきたときに作りたいと思います。
夏のお菓子として紹介されていましたが、メレンゲが湿気りにくいという点では冬もよいです🙆♀️
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キウイが苦手な夫にもこのパブロヴァは大好評でした。お菓子作りをされる方はぜひ作ってみてほしいです! 作らない方も、上に載せた菓子四季録の記事だけでもぜひ読んでみてください!
*
販売日・価格を決定しました!
さて、表紙まで無事に撮影をし終わった「お菓子の写真カレンダー2025」の販売日を決めました!
カレンダーの販売期間は
【12/14(土)10:00〜12/17(火)23:59】
とさせていただきます。
再販はありませんので、リマインくん(LINEのリマインドサービス)をセットするなどしてくれぐれもお買い忘れのないようお願いいたします!
価格は
1,500円/1冊
です。
送料は全国一律185円(クリックポストを使用)です!
詳細はまた追って別の記事に書きますね!✨️
そして実際にできあがったカレンダーがこちら!▼
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はがきサイズなのでかなり小さいです!
カレンダー作成は大詰めを迎え、今はネットショップを作ったり発送用の資材を取り寄せたりしています。
仕事して、帰って家事を終わらせてからでないと作業ができないのでなかなか大変ですが、最後まで頑張ります!
お楽しみに~!
ではまた!
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