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ミソフォニア①“音が気になってしんどい!”

ビニール袋の音。

味噌汁をすする音、ご飯を噛む音。

お皿とフォークが当たる音。

咳払いに鼻を啜る音。

キーボードのタイピング音。

ノートを捲る音に、書く音。

小銭の音。

時計の秒針。

ダウンと髪の毛が擦れる音。

歯磨きをする音。

女の人の声まで。



日常に溢れるただの生活音が、私を疲れさせる。

一度音が気になると疲れる。
気にしないようにしようとするともっと疲れる。

「イライラ」とはなんか違う、、
脳みその中のものがぐちゃぐちゃにかき回される感覚。



ミソフォニア。
そう言ったらどのくらいの人に伝わるんだろう。

・ミソフォニアとは一体なんなんだ。

これがネットで調べると出てくる、「ミソフォニア」。

💡『耳の病気』ではなく、脳に関連した『音の感じ方』が問題とされている。

💡ミソフォニアのトリガー(反応を引き起こす)となる音の種類は、
人から出るものや機械が出すものなど、さまざま。
ただ自然から出る音と言うより、人や人工物によって、繰り返される音などが
対象となる傾向が見られる。

💡ドライヤーの音やがやがやした人混み等、
一般的に音が過度に大きく聞こえる症状に悩むのは聴覚過敏。
ミソフォニアのトリガーとなる対象は音の大小には左右されないので、
まったくの別物。

・ミソフォニアと私の症状。

正直、ネットでもそこまで多くの情報は出てこなくて、詳しくは分からないけど、
ここでは、ネットで調べた症状と私の症状の共通点を挙げてみます。

<ミソフォニアの定義について。>

ミソフォニアでない人でも、“苦手な音”がある、という人は多いはず。しかし、ミソフォニアはそれと比べ物にならないくらい、音を出している対象に対して攻撃的な感情をもつ、その場から逃げ出したくなる、泣きたいほどの不安に駆られるなどの症状が現れます。

ミソフォニア協会が提示する言葉の定義は以下の通り。

「特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい怒り、
 嫌悪感などの否定的反応を生じてしまう障害」


当事者らの体験談をもとに症状が認知されるようになり、「ミソフォニア」という言葉が誕生したのは2001年のこと。しかしまだまだ理解や研究は進んでおらず、性格の一部として「神経質な人」「気にしすぎ」と思われ、真剣に受け取られる機会が少ないそうです。

https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/lifestyle/a43847819/misophonia/

この中で私の状況と共通しているのはこの2つ。

🔑特定の音に対しての激しい怒り、嫌悪感。
私の感覚だと、“怒り“というのはちょっと違うような気もするけど、

ここで注目してほしいのが、“特定の音“。

私は音楽が大好きだし、好きな音も声もある。
そしてほとんどの音が自然のものじゃなくて人が発する音。(なぜか分からないけど)
全ての音にこんなこんな感情になる訳ではない。

🔑“神経質“、“気にしすぎ“と思われる。
音が気になることを両親に伝えた時の反応は「気にするな。」

そうか、私は気にしすぎなのか、気にしないようにしなきゃいけないのか。

でも、気にしないようにすればするほど気になるし、
そうなるほど、気にしない努力ができずにただイライラしている自分も嫌になる。

家族以外や友達にはほとんど話せたことはありません。



<自覚した時のこと。>

小学校5年生のころから、「鼻をすする音」などに対して強い嫌悪感を抱いていた高岡さん。高校に入学するまで自身の症状についての名前が分からず、高校受験なども周りの受験者から聞こえる音に強いストレスを感じていたそう。

一方遠藤さんは高校一年生のときに、教師のリップ音が気になり始めたことをきっかけに
ミソフォニアを自覚。
父親の咀嚼音なども耐えられなくなり、「なるべく食事中に会話をして、楽しい話をして気にしないようにつとめていた」と言います。
今も会社で、音に対する恐怖に現在進行形で悩む遠藤さん。

https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/lifestyle/a43847819/misophonia/

ここで共通するのは3つ。

🔑受験の時に聞こえる音に強いストレス。
テストや受験の時ですら気になってしまう。むしろ、そんな大事な時の方が強くなる。
日常なら疲れる、イライラする、で済むものが脳みそをぐちゃぐちゃにしてくる。

私の場合、数学や英語の時がダメージが大きくて、
考えていたことがぐちゃぐちゃにこんがらがって真っ白になる。
めちゃくちゃ頑張って勉強して来たのに!っていうイライラとも重なってもう、最悪。

🔑父親の咀嚼音。
私の場合は妹だけど、“家族“ってことで共通。
私が最初に自覚したのは、妹の咀嚼音と寝息でした。
同じ部屋で寝ている妹の寝息が気になって眠れないし、
妹は結構くちゃくちゃ食べる癖がある。
音を出しているのが家族や友達でも、気になってしまうし、関係なくイライラ。
その「音」が嫌いなだけで、「人」が嫌いなわけではない

🔑音に対する恐怖。
音が聞こえると、よく分からない感情が込み上げてきて、脳みそが動かなくなるようなそんな感じになる。
だから、それ以外の時はこの音を避けよう、気にしないようにしようとする。

例えば、テストの時。
トリガーとなる音が聞こえてしまうと、もちろんミソフォニア発動。
でもそれ以外の時もずっとドキドキしてる感じで、
また音がするかもしれない、誰かが鼻をすすったらまた頭の中ぐちゃぐちゃになる。
どうしようどうしようとずーーーーっとそればっかり考えちゃう。


おわりに。

もはや何で悩んでるのかもどうしたらいいのかも分からなかった時、
「ミソフォニア」という言葉を知って、なんだかものすごく軽くなった。

ああ、私はおかしくなっちゃったんじゃないんだ。
他にも、どこかに、同じように感じている人がいるのか。
同じ感覚の人がいるんだ。
ちゃんと原因があるのかもしれない。
私だけじゃない。私だけじゃない。
まだ出会ったことはないけど、どこかにこのモヤモヤを分かり合える人がいる。

ということが分かっただけで。

私と同じように、
訳も分からず音が気になってしょうがない。
なんでか分からないけどむしゃくしゃしてしんどい。
そんな人に、この記事が届いてくれたらな、と思います。

どうかミソフォニアという言葉を知ってほしい。
あなただけじゃないよ。
私だけじゃない。

もしこの記事に出会ってくれて、ミソフォニアという言葉を初めて知ってくれたなら、
ぜひほんの少しだけ覚えておいてください。
こんな人もいるんだなーくらいに。

今後書きたいこと

✅ミソフォニアの私の、普段の対策。
✅高校受験の時の話と今年の大学受験に向けての話。
✅ミソフォニアを自覚するまでの話。
✅これからの不安
✅その他諸々、、、

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