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前向きな人と会う事

1ヶ月ぶりに叔母に会ってきた。

クリスマスローズの苗をもらう約束をしていたからだ。

これは、約束をするという事で他の誰かと話をする事も目的としている。

叔母は娘の事を知る、唯一の親類。

時々電話をして、励ましてもらっている。

叔母もまた、娘さんを病気で亡くしている。たくさんの苦労をしてきた事も知ってるが、明るく前向きに、とにかく何かをしている人だ。
裁縫に、庭いじり。とにかく、悩むなら体を動かすか手を動かすという人。

私は不安だらけで、考えてフリーズするから、叔母と一緒にいると、前向きな気持ちになれる。

だからと言って、人を否定したりもしない。
そういう所とか父と少し似ているからなのか、少し寄りかかってしまう。

同じ血が少しでも流れているのだから、私も少し楽観的になれるようになりたいと思って、いつも帰ってくる。

そして、少し霊感がある叔母なのだが。
夢を見たという。
私の祖父の命日にお墓まりと、私の父と娘にも会ってきてくれた日の夢。

大きな工場のような場所で、2人の男性が何やら作業をしていて、その近くで女の子が走り回っていたのだという。

とても穏やかな雰囲気で、目が覚めてから良く考えてみると、祖父と私の父と私の娘だったと確信したのだという。

「大丈夫だよ。幸せそうにしてたよ。安心しなさい。」

そう言われて、ポロリ涙が出る。

本当は裁縫の先生として習いに行ったつもりだったが、もらった苗が多かった。

だから、しばらくは庭いじりをしようと思う。
金木犀の剪定もまだ途中。
クリスマスローズもどうしたら良いかわからないけれど、花壇っぽく作ってみて植えてみる。

そして、上手くいったらまた、次の苗と元気を貰いに行こうと思う。



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