あなたのために・私のために
街中を歩いていると
「おせち」の文字が、よく目に入るようになって来ました
ネットでの早割のせいか、先へ先への商戦は、コスパが良いものの
まるで何かに追いかけられているようで
少し息切れしそうになる時があります
それでもこの時期は、文化祭📖体育祭🎽ハロウィン🎃クリスマス🎄など
年越しまでに、イベントは目白押しです
わが家はもう学生はいないので、クリスマスに少し御馳走を用意して
夫婦ふたりで静かに食べながら、お正月までのエネルギーを確保します
私の実家は、両親の生活が「和」そののものだったのですが
そんな中、朝起きた枕元に置いてあった🎁プレゼントを
見つけたときの嬉しさは、今でも覚えています
娘ふたりが幼い頃は、クリスマスは大イベントで
プレゼント選びから、サンタさんの登場演出まで
楽しい思い出がありますが
それも「サンタさんのカラクリ」を、娘たちが知るまでの事・・・
結局、計画を立てていた私が、一番楽しんでいた気がします
娘たちとのプレゼントのやりとりは
幼い頃は、親から一方的に子供へと渡され
だんだん「お返しのプレゼント」を覚えて来ると
お手紙や、小さな手作りの品へ
やがて僅かなお小遣いから、初めて「買ったもの」と繋がって行きました
私は時おり買物をしていて
つい娘の分まで買ってしまう癖が、まだ残っているのですが
「もう私の好みでは、生活に合わないな・・・」と
商品を戻す事もあります
ただそんな買物が、本当はとても嬉しいので
たまには邪魔にならない程度に、自分の欲を通してしまいます
主人はと言えば「典型的昭和の男性?」なので
誰かにプレゼントを選ぶのは、多分苦手です・・・というか
どんな物が好きで、何に興味を持っているかなどのリサーチは
普段、気にする様子は無いので、大きなプレゼントは選べません・笑
ただ私は、主人の買って来る「小さなオヤツ」が大好きです
それは時に、ランチ用のお惣菜であったりもして
必ず「食べるもの」に限られているのですが
「仕事の日のランチは、互いに別々」と約束してあるので
自分用だけ購入すれば済むところを
多分、それを手にする時に、私の顔が浮かぶのかも知れません
「一人で食べるのも・・・可愛そう」
「一人で食べてると・・・機嫌損ねそう」の、どちらかは解りませんが
必ず「何か私の分」を、お土産にしてくれます
私はこんなプレゼントが、好きです
食べ物・・・と言う訳ではなくて
その人の生活の中に、ふわっと自分が浮かんでくれたこと
その人の「普通」の中に、私が居てくれたこと
そんな事の後に生まれたプレゼントは、何だかイベントの時と同じくらい
私にとって、威力を持っている気がします
まだ結婚したての頃、その日は結婚記念日なのに
主人は遠方まで営業に出ていて
気がついた時には、すでに日付が変わる頃・・・
「しまった!」と思った主人は、唯一開いている地方のコンビニへ
主人が手にしたのは「お彼岸に売れ残った仏花」でした
多分その頃の主人は、仏花と花束の区別は、つかなかったと思います
それは、プレゼントに無頓着な主人の「その時一番なもの」でした
先日、次女が脚本家として、地上波デビューをさせてもらいました
一般企業で派遣社員として働きながら
コツコツと地道に努力を、長い間、重ねながら
やっとたどり着いた場所でした
私は、番組の最後に流れるエンドロールに、次女の名前を見た時
「最高のプレゼントって、お金では買えないものもあるんだ」と
改めて、気付かされました
「ありがとう」は誰に、何度言っても気持ちの良いもの
日本人はよく「すみません」を、使いがちだと言われるようですが
仕事でもなるべく「ありがとうございます」を優先するようにしています
挨拶と感謝は、空振りでも
やがて風にのって、自分に帰る気がするのです
ギャラリーからお借りしたのは
素敵な「hoho」さんの作品です🍎ありがとうございました
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