見出し画像

ふたたびの出発

いつもお正月休みを迎えると、年末年始でバタバタとして
「あっという間に…」という形容で日々は過ぎていき
そしてまた仕事が始まり
「日常」に戻って行くのが、常なのですが

今年は前述したように、年明けと共に家族の体調不良が始まり
あっという間に私以外は発熱しており
今までで初めての、看病と隣合わせの生活でした

それでも、ひとりひとり順に復活すると、じきに仕事が始まっていました

そこで気がつくと「今度は私・・・」という結末となり
ただ同じように風邪の症状はあるものの、欠勤するほどではなくて
その代わり全身の力が、いつまで経っても入って来てくれません

たぶん皆んなが回復する中で
安心したのか、気が抜けて遅れて「へこたれた母」なのでした

不思議なものでいつもは、飛ぶように過ぎていく休みなのに
行きつ戻りつしながら、体調を取り戻して行く家族のそばにいると
「早く治ってほしい」という気ばかり膨らみ
なかなか時間も経過も、進みませんでした

「時間がたてば必ず体調は戻る、今日より明日、明日より明後日」
その物語は子供達が幼い頃から刷り込まれた経験値

だからこそ今回は、時間が経つのがもどかしく感じてしまいました

過ぎてしまえば、日数は少ないのですが
この大寒になって自分の体調が、やっと元に戻れたのを考えると
年齢のせいなのか
「自分の回復」が、1番遅かったな・・・と、気落ちしてしまいます

こんなに原状回復に時間が必要なのか…と考えると
毎日無事に過ごすだけでは足りないのかと迷ってしまい
これはもっと日常から真面目に
体調管理と向き合わなければ!と猛省です

まずは筋力の欠如、がんばりが続きません
家族の為にと頑張っても、あとのダメージが2倍3倍になって返って来ます

以前は頑張っても、余波なんて無かったのに…
もう気持ちに体がついて行かないのでしょうか

それはまだ悲し過ぎます
現実は厳しいとしても、もう少しジタバタしていたいと思うのです

🌿穏やかに朝が明け
日々の暮らしの中
家族の食事を作り
仕事をして
家事をしていく事で家を育て
静かに本を読み
考え、感じて、自分を育て

そんな毎日は「有り難し」
有ることが難しいこと
だから有難いこと🌿

これは日々の暮らしに少し慣れた自分に
「特別級のお灸」を、すえられた結果なのかも知れません

「この一年、その気持ちを忘れないように!」という
メッセージだったのでしょうか
とても心が引き締まった気がします

🌿家族ひとりひとりが、健やかに自分の足で立ち
自立して歩いていること
それは決して当たり前の事ではないと
気持ちの中では解っていても
日々感謝する気持ちが
「元気でいること」に慣れて
小さくなっていたかも知れません🌿

まずは、ひとつひとつ丁寧に暮らして行く心掛けを思い出すと決めて

やっとこの大寒の日に、私の新年が再スタートした気がします



ギャラリーからお借りしたのは
大好きな「hohoさん」の作品です🌸ありがとうございました

いいなと思ったら応援しよう!