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なぜ学校の授業はつまらないのだろう?

この答えを本気で考えた事はありますか?

学校に通っている中で誰もが一度は思った事だと思います。
一度なら問題ないですが、常に思っていたのであれば、それは学生として本質的に違和感を持っていた事になります。

この本では、「なぜ学校の授業はつまらないのだろう?」という疑問が全てのきっかけとなっており、答えを探すための冒険に出るというのが本筋となっています。

この答えとして、教育を受ける「自由」がない事が原因だと私は考えます。

好きな事を、好きな先生に、好きなだけ学ぶ事ができれば、楽しく、効率的、効果的に「授業」を受ける事ができると思います。

しかし、今の小中高校の教育ではそれができません。自由がないことが、授業をつまらなくさせているのではないでしょうか。
理由として、具体的にこう書いてあります。

教育を提供する側である学校の運営の効率が悪くてたいへんだからです。つまり、「そんなことしろと言われたらめんどうで困る」から、そうさせないのです。
そして、この状況に疑問を感じる人は、実はほとんどいません。「教育や学びというのは、こういうもんだ」と思考が止まってしまっているからです。「めんどうだ」と考えるのは、「みんなに同じ教育を、同じ形で提供するのがいちばん効率的だし、やりやすい」と思い込んでいるから。

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教育の本当の問題は、私たちが「教育サービスのお客さん」になっていることにあると思います。ほとんどの親が「どの学校に入れようか?」「どの塾や家庭教師で学ばせようか?」としか考えていませんし、子どもたちも「どんな学歴だといいのか?」ということにとらわれて、それ以外の選択肢があることに気がついていません。

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つまり、教育がサービス化しており、そのサービスの中からはみ出す選択をすることができなくなっています。

日本の義務教育のシステムは、とても精工につくられており良い面がたくさんあり、リスペクトできます。しかしその目的は、これまでの社会システムに疑いを持たず、従順に生きる人材の育成に思えてしまいます。

急速に時代が変化している今、従来の教育システムでこれからの子どもたちの未来を本当に守っていけるのか、それぞれの大人が考えていくべきではないのでしょうか。


この記事は「冒険の書」著者:孫泰蔵 の中に出てくる問いについてまとめています。


また、「冒険の書」を記事にしようとしたきっかけは下記のnoteにまとめました。
興味があればぜひご覧ください。

#冒険の書 #教育とは #キャリア教育 #STEAM教育

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