さわほ(HSPの建築家)

建築×教育 を仕事にしています。 ・建築家 ・STEAM教育研究家 ・ファシリテーター見習い ・INFJ型(提唱者)の性格 ・HSS型HSPの体質 ・3姉妹の父親

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建築ワークショップ とは

私は「 建築 × 教育 」を仕事にしています。 その中で、子ども向けの建築ワークショップを始めました。 対象は、国が推進しているSTEAM教育やキャリア教育をこれから学んでいく子どもたちです。 建築ワークショップとは身近にある建築やまちづくりの要素をキーワードに、これからの子どもたちに必要とされるスキルである、課題を自ら見つける力・物事を多面的に捉え解決する力・新しい価値を創造する力を身につけるワークショップです。 「建築を考えること」と「これからの教育」はとても相性が

    • 間取りのセカンドオピニオンはなぜ必要?

      このnoteでは、今人気の「間取りのセカンドオピニオン」について説明します。 間取りのセカンドオピニオンとは間取りのセカンドオピニオンとは、住宅の設計やリフォームにおいて提示されたプランに対し、第三者の専門家が客観的に評価・アドバイスを行うサービスです。家づくりは一生に一度の大きな投資であり、間取りは住まいの快適さや機能性を大きく左右します。間取りプランの検討段階で別の視点から意見を得ることで、理想の住まいをより確実に実現できます。 セカンドオピニオンの重要性間取りプラン

      • なぜ世の中にはルールが多いのか?

        その答えは、 先人たちが痛い目にあってきた結果をふまえて、つづく人が同じ間違いをしないようにした「転ばぬ先の杖」の教えであるとこの本に書いてあります。 一見するととても良い教えに思えますが、これにも教育を害する仕組みが根深く絡んででいます。 上記の通り、ルールというのは強制力が強く、またあたかもそれが正解のような錯覚を生むものです。また、「してはいけない」や「ねばならない」という言葉は、思考停止が促進してしまい、新しいことに挑戦することや意識して考えることができなくなって

        • なぜ基礎から学ばないとダメなのか?

          何か新しい事を始める時に、周りにアドバイスを求めると、「やっぱり基礎が大切だから基礎から始めなさい」とよく言われます。 学校教育も例外ではなく、小学校の1年生の算数で習うのは今でも足し算と引き算という計算の基礎と呼ばれるものです。 さらに、「基礎とは何か」「基礎と応用の境界は?」と言われて明確に答えられる人はなかなかいないと思います。 「基礎という神話」のタイトルで基礎が大事という考え方に対して、この本にはこう書かれいています。 しかし、この還元主義には根拠がありません

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        建築ワークショップ とは

          建築ワークショップ vol.30 「看板をデザインしよう」

          あなたがお店を出す時の看板をデザインしてみよう。 あなたの好きなものを売るお店の看板をつくるとしたら,どんな看板にしますか。 大きさは?形は?絵を入れる?色はどんな色? ポイントは「看板を見ただけで,どんなお店かがわかる」事です。 どんな人があなたのお店に来て欲しいかで,看板のデザインは変わってくると思います。お客さんの気持ちになって一緒に考えてみましょう。 この建築ワークショップを始めたきっかけや続き、詳細に興味を持って頂いた方は下記のnoteをご覧ください。 自分

          建築ワークショップ vol.30 「看板をデザインしよう」

          なぜ人は早くから学び始めないとダメだと考えるのか?

          学習レベルが早く上達するとなにがいいのか? 世間一般的に言われている「幼い時から始めないと。」という考え方ついて、この本では、疑問を投げかけています。 その考えについて、以下のように書かれています。 確かに、幼少期から始めていた方が良い成果がある分野もありますが、それはあくまで少数です。オリンピック選手の競技種目を始めた年齢を調べても、陸上競技は中学、高校から始めた人が大多数である事もこの本には記載がされていました。 早期教育の起源は、アメリカの言語学者で神経科学者の

          なぜ人は早くから学び始めないとダメだと考えるのか?

          建築ワークショップ vol.29 「市場を設計しよう」

          人がたくさん集まる、まちの市場を設計しよう。 市場というのは、商店街やショッピングモールなど、いろんなお店がまとまって商売をしており、そこに行けばいろんなものを買う事ができる場所です。 そんな市場の、入り口近くにどんなお店があると人がたくさん外から来てくれると思いますか?また、どんなお店が横に並んでいると人は集まって来そうですか? ポイントは「買い物をする時に、どんな事を考えながら歩いているか」を いろんな人になりきって考える事です。 いろんな人がつい行きたくなるよう

          建築ワークショップ vol.29 「市場を設計しよう」

          人生のすごし方を根本から変えるにはどうしたらいいか?

          この問いについて、答えが一言でいい表すことができます。 それは、「ライフステージ」という考え方を取り払うことです。 自由でない教育の大きな理由について、この本では下記のように書いてありました。 この仕切りができたのは、1950年代にアメリカの心理学者エリク・H・エリクソン博士の「心理社会的発達理論」です。 アイデンティティという概念をつくり上げ、発達段階モデルとして各段階の課題や危機を明確化したことで、世間に大きく受け入れられました。 そこからライフステージという考え方

          人生のすごし方を根本から変えるにはどうしたらいいか?

          建築ワークショップ vol.28 「まちの水路を考えよう」

          まちを流れる川にも道があることを知っていますか。 人の60%は水でできていて、魚も野菜も果物も水がないと育ちません。 人は生きていくために、安定して水を飲むことができる場所にまちをつくっています。 水がない場所には道をつくって飲めるようにしています。 そんな水の道、「水路」が必要なまちに、水の道を計画してみましょう。 ポイントは「水の特性を知って、効率よくみんなに水を届ける」です。 まちのみんなが安心して生活ができるように一緒に考えてみよう。 この建築ワークショップ

          建築ワークショップ vol.28 「まちの水路を考えよう」

          子どもと大人はなぜ一緒に学べないのか?

          こんな疑問がこの本には書かれています。 という考えのもとにこの疑問が生まれています。 その答えについては、効率的に教育を行うためにできた、学校の「クラス」と「学年」が生まれたシステムが圧倒的に支持され、200年以上変わっていないことが理由でした。詳細は下記のnoteへ。 確かに、新しいものを学ぶことに対して「年齢」で区切っている今までの教育に対して少し違和感を覚えます。年齢で対象を区切っていることは、あくまで教える側の都合であり、学ぶ側は選択肢を狭められているのではない

          子どもと大人はなぜ一緒に学べないのか?

          建築ワークショップ vol.27 「まちのお祭りをデザインしよう」

          あなたの好きなお祭りはどんなお祭りですか? 日本だけではなく、世界各地で色んなお祭りが毎年開催されています。 お祭りはまちづくりにとって重要なことで、人が集まり賑わいをつくることで、まちが活性化します。 そんなお祭りを自分のまちで1つ企画をしてみましょう。 ポイントは「参加する人、観覧する人がどちらもワクワクできる内容」です。 世界に誇れるお祭りを考えて、みんなをワクワクさせましょう。 この建築ワークショップを始めたきっかけや続き、詳細に興味を持って頂いた方は下記の

          建築ワークショップ vol.27 「まちのお祭りをデザインしよう」

          建築ワークショップ vol.26 「夢の公園をつくろう」

          どんな公園が近くにあったら遊びにいきたいですか? 自分が思う、夢の公園を考えてみましょう。 そもそも公園とは、みんなが遊んだり、自然を楽しむための公共の場所です。 また、最近では防災があった際の一時的に避難する場所としても使われます。 今まで色んな公園に行ったことがあると思うので、楽しかった公園を思い出しながら考えてみよう。 ポイントは「大人から子どもまでみんなが楽しめる場所にする」という事です。 みんなが集まりたくなる公園をつくりましょう。 この建築ワークショップ

          建築ワークショップ vol.26 「夢の公園をつくろう」

          建築ワークショップ vol.25 「どんな環境で働きたい?」

          あなたの将来の夢は何ですか? お花屋さん、パン屋さん、Youtuber、プロスポーツ選手、デザイナー… どんな仕事をどんな環境で働きたいですか。 将来の職場をデザインしてみましょう。 ポイントは「何がある環境だと、いい仕事ができるか考える」ことです。 今の時代は、いろんな環境で比較的自由に仕事ができるようになってきています。 夢の仕事がもっと楽しくなるような空間デザインをしてみよう。 この建築ワークショップを始めたきっかけや続き、詳細に興味を持って頂いた方は下記のno

          建築ワークショップ vol.25 「どんな環境で働きたい?」

          建築ワークショップ vol.24 「安全なまちを考えよう」

          あなたのまちを守ってくれる建物はどんなものがありますか? 警察署や消防署、病院など少し自分のまちを歩いてみるだけでも、いろんな所にまちを守ってくれている建物はあります。 それらの建物はそれぞれまちのどこにあると充分にあなたたちを守ってくれるでしょうか。一緒に考えてみましょう。 ポイントは「まちを守ってくれる建物はみんなのもの」ということです。 今住んでいるあなたのまちをイメージしながら、新しいまちの安全を考えてみよう。 この建築ワークショップを始めたきっかけや続き、

          建築ワークショップ vol.24 「安全なまちを考えよう」

          キャリア教育とは

          つまり、子どもたちが自分の将来について考え、社会での役割や仕事について理解を深めるための教育です。 特に小学生のうちは、「仕事」とはどのようなものか、また自分が将来どんなことに興味を持ち、どんな仕事に就きたいかを考える機会が少ないかもしれません。そこで、キャリア教育が重要な役割を果たします。 背景現在の社会では、AIや技術の進化により、これからの子どもたちが成人する頃には今存在しない仕事も増えていくと言われています。 そのため、ただ特定の職業を教えるだけでなく、自ら問題を

          学校はいつから生徒に自ら服従させるようになったのか?

          また、学校がそうなったのは誰にどんな意図があったのか。 この答えについても、200年以上前の爆発的に普及した教育システムに今も縛られている事が理由でした。 ジョゼフ・ランカスターのつくった「モニトリアル・システム」という教育システムは、1810年当時にはとても画期的なシステムで、瞬く間にヨーロッパ全体に広がっていきました。 そのシステムというは、先に教育を受けた生徒(モニター)がこれから教育を受ける生徒に授業をするというものでした。モニターは10名程度の生徒を受け持って

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