なぜ世の中にはルールが多いのか?
その答えは、
先人たちが痛い目にあってきた結果をふまえて、つづく人が同じ間違いをしないようにした「転ばぬ先の杖」の教えであるとこの本に書いてあります。
一見するととても良い教えに思えますが、これにも教育を害する仕組みが根深く絡んででいます。
上記の通り、ルールというのは強制力が強く、またあたかもそれが正解のような錯覚を生むものです。また、「してはいけない」や「ねばならない」という言葉は、思考停止が促進してしまい、新しいことに挑戦することや意識して考えることができなくなってしまいます。
危ないからハサミを使ってはいけない、給食を残してはいけない、廊下では走ってはいけない、学校に行かなければならない、宿題をしなければならない、学生らしくしなければならない…など身の回りにルールはいくつも存在しており、その一つ一つが若者のチャレンジ精神を奪っています。さらに厄介なのが、このルールを教える側には悪気は全くなく、むしろ善意すら持っている人が多くいます。
ルールのかわりにつくるべきものはなんなのか?
それは、試行錯誤できて、失敗から学べる環境であるとこの本から学ぶことができました。
この記事は「冒険の書」著者:孫泰蔵 の中に出てくる「問い」についてまとめています。
また、「冒険の書」を記事にしようとしたきっかけは下記のnoteにまとめました。
興味があればぜひご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?