なぜ基礎から学ばないとダメなのか?
何か新しい事を始める時に、周りにアドバイスを求めると、「やっぱり基礎が大切だから基礎から始めなさい」とよく言われます。
学校教育も例外ではなく、小学校の1年生の算数で習うのは今でも足し算と引き算という計算の基礎と呼ばれるものです。
さらに、「基礎とは何か」「基礎と応用の境界は?」と言われて明確に答えられる人はなかなかいないと思います。
「基礎という神話」のタイトルで基礎が大事という考え方に対して、この本にはこう書かれいています。
しかし、この還元主義には根拠がありません。人の知識は、基礎から応用の順に発展したという一本道ではありません。新しい現象、好奇心からの興味などを解明するために、基礎と呼ばれる数式や仕組みが生まれてきた事の方が多いのではないかと考えます。
教育についても、基礎が大事という型にはめ込まず、もっと興味を持った事から始めるというスタンスがあっても良いのではないでしょうか。
基礎が大事という常識や思い込みを、一度立ち止まって本当に正しい考え方なのかを確認する人が増える事で、これからの教育も少しずつ変わっていくのではないかと考えます。
この記事は「冒険の書」著者:孫泰蔵 の中に出てくる「問い」についてまとめています。
また、「冒険の書」を記事にしようとしたきっかけは下記のnoteにまとめました。
興味があればぜひご覧ください。
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