子どものよい褒め方って?
今日も育児お疲れさまです。
子育てをしていて、お子さんの褒め方を気にしたことはありますか?どんな褒め方をするかによってお子さんの成長も変化してきます。
そんな子どもの褒め方についてまとめました。
子どもを育む「褒め方」とは?
「よくできたね!」と結果を褒めるのは簡単ですが、それだけでは子どもの自己肯定感や成長を十分に支えることは難しいと言われています。アメリカ心理学者のキャロル・ドゥエック博士の研究では、「努力」や「プロセス」に注目した褒め方が、子どもの意欲や学びに対する姿勢を高めることが示されています(Dweck, 2007)。
努力を褒めると何が変わる?
1. 挑戦を恐れない心を育てる
結果だけを評価すると、子どもは失敗を恐れ、挑戦を避ける傾向が生まれることがあります。一方、努力を褒めることで「頑張れば成長できる」という信念を育むことができます。
2. プロセスを重視した自己肯定感
「何をしたから成功したのか」が分かることで、子どもは自己効力感を高められます。これは将来的に粘り強さや課題解決能力に繋がります。
親の価値観を押し付けない大切さ
親の基準を押し付けた褒め方は、子どもにプレッシャーを与える可能性があります。たとえば、「100点じゃないとダメ」という価値観は、子どもの自然な成長を妨げることがあります。大切なのは、子ども自身のペースや努力に目を向けることです。
イギリスの調査によれば、親からのプレッシャーが高い子どもほど、ストレスを感じやすく、学業に対するモチベーションが低下する傾向があるとされています(King’s College London, 2018)。
実践的な褒め方のポイント
1.具体的に褒める
「すごい!」ではなく、「昨日より速く走れるようになったね」と、成長や努力を具体的に伝えましょう。
2.結果よりも行動に注目
「満点を取ってすごいね」ではなく、「テスト前にコツコツ勉強した姿が良かったね」と評価することで、学びのプロセスを重視できます。
3.子どもの意見を聞く
「楽しかった?」「どう感じた?」と尋ねることで、子ども自身が自分の行動を振り返る機会を作ります。
まとめ
結果を褒めるだけではなく、努力や成長のプロセスを評価することで、子どもは挑戦を楽しめるようになります。親として、価値観を押し付けるのではなく、子どもの頑張りや意欲に寄り添いながら、未来を一緒に応援していきましょう。
「その頑張り、ちゃんと見てるよ」という一言が、子どもの力になります。
私は建築家として、子供達のクリエイティビティを育てるため、「建築ワークショップ」を行っています。これからの時代にとても重要なスキルだと考えています。興味があれば、こちらもご覧ください。