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「子どもを叱ったこと」を後悔してませんか?
今日も育児お疲れさまです。
お子さんの理解や予測のできない行動に対してつい感情的に叱ってしまい、後で後悔したことはありませんか?
そんな子どもへの「間違った叱り方のリスク」と「後悔しない叱り方」についてまとめました。
親が「常に正しい」と思い込んでいませんか?
子どもを叱るとき、「正しいことを教えなければ」と思うあまり、感情的になってしまうことはありませんか?しかし、研究によると、親が子どもに共感しながら叱ることで、子どもの行動改善効果が高まることがわかっています(Gottman, 1997)。叱る際に一方的に「これが正しい」と押し付けるのではなく、子どもの気持ちや状況に寄り添いながら伝えることが大切です。
一方的な叱り方がもたらすリスク
1. 親子間の信頼が薄れる
子どもが親に気持ちを伝えにくくなり、親子間の信頼関係が損なわれる可能性があります。心理学の調査では、親が感情的に叱る家庭では、子どもの自己肯定感が20%以上低下するという結果が報告されています(APA, 2019)。
2. 行動が改善されにくい
叱られる理由が理解できないと、子どもは同じ行動を繰り返してしまうことがあります。一方、共感をもって説明することで、子どもが自分の行動を内省しやすくなります。
子どもに共感しながら伝える3つの方法
1. 子どもの感情に耳を傾ける
まずは、「どうしてそうしたの?」と子どもの気持ちを聞き出すところから始めましょう。子ども自身が理由を話すことで、親も適切なアプローチを見つけやすくなります。
2. 行動と感情を分けて伝える
「あなたは悪い子だ」ではなく、「この行動は良くなかった」と伝えることで、子どもは自分自身を否定されたとは感じません。行動に焦点を当てることで、建設的な話ができます。
3. 代替行動を提案する
叱るだけで終わらせるのではなく、「次はこうしてみよう」と、具体的な代替行動を提案することで、次回の改善に繋げられます。
親自身も「完璧」である必要はない
叱る際に重要なのは、「親も間違えることがある」と認める姿勢を持つことです。研究では、親が自分の間違いを認めることで、子どもが柔軟性や問題解決能力を身につける可能性が高まるとされています(Brown et al., 2015)。
まとめ
叱ることは子どもを否定することではなく、成長を支える大切なコミュニケーションの一部です。「正しさ」を押し付けるのではなく、子どもに共感しながら伝えることで、親子の信頼関係も深まります。
「どうしてそうしたの?」という一言から、子どもとの新しい対話が始まります。
私は建築家として、子供達のクリエイティビティ(創造力)を育てるため、「建築ワークショップ」を行っています。クリエイティビティは、これからの時代にとても重要なスキルだと考えています。興味があれば、こちらもご覧ください。