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人の集中力は90分が限界。集中力を持続させるには。

人の集中力は90分が限界と言われています。

集中力が切れた際は気分転換・気晴らしをして、再度集中できるように気持ちを切り替えますよね。切り替える為にほかのことをやるが、気分転換や気晴らしにも集中していない場合はより集中しきれなくなってしまう場合があります。

及川恵さんの”気晴らし方略の有効性を高める要因”という論文があり、その一文です。
「どのような意図で気晴らしを行うかが集中の程度や結果に影響を及ぼすことが示唆された。プロセスの視点から検討することにより、気晴らしの依存に至らずに効果的な気晴らしを行うためには、気分調整の自信と集中、目標明確化志向に注目した介入が有効であることが示唆された。」※1

自信をもって行うことや集中して行うこと、目標を明確にすることにより集中力の持続が図れ、より効率のより取り組みが行えて来るのでしょう。

集中力とは・・・・

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別の言い方を注意機能とも言われます。

注意機能は目を覚ます能力や周囲の刺激に関心を払えること、必要な情報に意識を向けること、集中していることから意識を切り替えること等、さまざまな機能が必要です。

注意機能が低下すると・・・・

物事を伝えた時に分かったように返答するが分かっておらず、行動が伴わないことや2つ以上のことを言われても両方ともに理解できていないこと、落ち着きがなく、疲れやすい、きょろきょろしていると言ったさまざまな支障が出てきてしまいます。※2

上記のことがあると勉強や作業といったことが進まないですよね。

悩みがあったりして落ち着きがなくなったり、物事の遂行が停滞したりしたら気晴らしに集中して、気分をいったん落ち着かせ、目的を明確化すると良いでしょう。

最後に・・・・

勉強や物事を進めていくためには集中力が必要です。集中力も90分が限界と言われており、いかに集中力を持続させていくことが大切ということに、意識を向けていく必要がありますね。

自信を持つことや気晴らしに集中して行う、目標を明確にすることが大切になってくる為、その部分に注意していくのが良いでしょう。

また、伝えられたことに対して行動が合わなかったり、落ち着きがない、疲れやすい等の状態になったら集中力が切れているサインと考え、気晴らしを行い、気晴らしに集中しなおしていくと物事を持続して進められるでしょう。

参考・引用文献

※1、気晴らし方略の有効性を高める要因

※2、脳血管障害による高次脳機能障害ナーシングガイド

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